【卓球・田添響】「自分のプレーを見て卓球を始めてくれたら」 <インタビュー後編> | 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」
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2019.05.18

【卓球・田添響】「自分のプレーを見て卓球を始めてくれたら」 <インタビュー後編>

写真:田添響/撮影:ラリーズ編集部

「楽しそう」という純粋な想いからスタートした田添響Tリーグ木下マイスター東京)の卓球人生。インタビュー前半では、ドイツブンデスリーガでの躍進やインカレMVPなど活躍の礎を築いた過去を紐解いた。

後編では、Tリーグに参戦した2018年を振り返るとともに、兄・田添健汰木下マイスター東京)との仲などプライベートについても掘り下げ、田添響の素顔に迫る。

「水谷さんに応援してもらえる」圧巻のTリーグ

――昨年、Tリーグが開幕しました。参戦しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

木下グループ総監督の邱(建新)監督に誘っていただいたことがきっかけです。2017年にドイツにいたとき、練習を見て頂いてたんです。

そのとき監督が次の年から日本に来ることが決まり、「一緒に入る?」と誘ってくれて。「お願いします」と言って、参戦が決まりました。

田添響
写真:田添響/撮影:ラリーズ編集部

――実際にTリーグに参戦してみてどうでしたか?

とにかくレベルが高かったです。出場している選手は全員が強くて、かつ会場の雰囲気もすごい。

自分が試合している時にベンチを見たら、水谷(隼)さんとか大島(祐哉)さんが応援してくれている。「こんな人たちに応援されていいのかな」と思うこともありました(笑)。最初のうちは、「ここでやっていけるのかな」と少し不安にもなったり。

でも、木下マイスター東京の選手は本当にいい人ばかりで、振り返ってみるとすごくやりやすかった。

自分自身は2回しか出場していませんが、試合を観ていて勉強になったこともたくさんありました。練習をしているときでも聞けば色々教えてくれるので、技術面でプラスになることも多かったです。

――兄弟でTリーグに参戦したことについて、特別な思いはありましたか?

そこは特になくて、普段通りです。兄とは小中高大とすべて一緒なんですよ。自分が練習したい時に付き合ってくれたり、融通が利いてやりやすい存在です。

――2018年は、インカレ(全日本大学総合卓球選手権大会)でMVPも獲得するなど、飛躍の年でしたね。昨年1年を振り返って、どう感じていますか?

初めての経験ばかりでした。あとは学生最後の年でもあったので、何かしらのタイトルを獲りたいとは思っていました。大学にたくさんお世話になったので、結果で恩返しをしたい想いはありましたね。

――ゲストとして参加頂いたRallys打ち納め会では、書き初めで2019年のキーワードを「挑戦」と書かれていましたね。2019年はどんな1年にしたいですか?


<卓球×書き初め2019 #2>田添響(木下マイスター東京・専修大学)が選ぶ今年のキーフレーズ

もっと強くなりたいですね。学生の中ではトップの位置でプレーできたけど、社会人になって一段上のレベルを実感しています。

今年の全日本でもチームメイトの大島さんにストレートで負けてしまいました。レベルの高い環境に身を置きながら、追いつけ追い越せで成長していける1年にしたいです。

釣りに盆栽・・意外なプライベート

――プライベートな部分もお聞きしたいです。オフの日は何をされていますか?

実は釣りが好きなんです。出身が福岡なんですけど、福岡にいるときは毎週のように父と釣りに行っていました。今でも帰省したときは行きます。東京の釣りスポットにはまだ詳しくないので、良いところをそろそろ見つけたいですね。

あと似合わないとよく言われるんですけど、盆栽も一回やってみたいと思っています。見た目がかっこいいんですよ。時間があるときにたまに調べたりしていて(笑)。

田添響
写真:田添響/撮影:ラリーズ編集部

――意外ですね!他にも趣味はありますか?

ゲームはよくやっていますね。「ブロスタ」というゲームを最近やり始めました。バトルゲームなんですけど、最近兄と水谷さんも始めて、一緒にやっています(笑)。

――お兄さんとも遊ぶんですね。

遊ぶことはありますが、性格は真逆なんですよ。卓球で言うと、兄は丁寧な卓球をしますが、自分は思いきりを大切にするタイプ。兄は一つひとつの技術に関しても、とにかく几帳面です。

それが、私生活になると逆転するんです。自分は掃除機とかすぐにかけるし、洗濯物を干すときも向きが揃わないと嫌だったり(笑)。兄はそういう部分をまったく気にしないので、すごく面白いなと思っています。

――対照的ですね!オフの日に、他の選手と卓球についてアツく語るようなことはありますか?

ないですね。おそらく無意識のうちに、オンとオフを切り替えているように思います。それこそ水谷さんなどトップで活躍している人ほど、オンとオフの切り替えはすごい。

「やるときはやる、やらないときはやらない」というようにしないと、続けていけない気もしていて。自分も休むときは、しっかりと休むようにしていますね。

プロアスリートとして見据える将来

――最後に、ご自身にとって卓球はどういう存在ですか?

生活の一部のような感じですね。小さいときから毎日ずっとやっていますし、自分が卓球を辞めて何かをする、なんてことは考えられない。

社会人になったばかりですが、いい環境で卓球ができることはありがたいこと。学生のときはそんなことは思わなかったですけど、プロとしてお金をもらい始めたことで、より一層思うようになりました。

――プロとして、今後どういう選手になりたいですか?
プロ選手として結果を出すことはもちろんですが、卓球をやっていない人から「卓球って楽しそうだな」「面白そうだな」と思ってくれるような選手になりたいです。自分のプレーを見て卓球を始めてくれたら、とても嬉しいですね。

「強くなりたい」「卓球を楽しんでいたい」というまっすぐな想いのまま、進化を続ける田添響。今春、大学を卒業した田添は、今後プロアスリートとして私たちを魅了してくれるに違いない。

取材・文:古山貴大

コメント
2
@riibel615
2019-05-26 22:15:58
昨年のTリーグの試合を観戦しました!
今年も更なる活躍を期待しています!!
マリオネット
2019-05-22 21:14:34
卓球に限らずですが、そのスポーツを楽しむのと結果を出すのを両立するのは理想だと思っていました。しかし田添選手はそれを実際に実践している。本当に凄いことだと思うと同時に、本当に卓球が好きなんだなと羨ましい気持ちになりました。厳しい練習も楽しめるならまだまだ強くなれるはずですし、強くなれるなら結果も必ず伴うはずです。今後の成長がとても楽しみですし応援しています。
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