「世界チャンピオンになれたかも?」平野早矢香が語るニッタクの新ラバーとは?


文:中川正博(ラリーズ編集部)
写真提供:ニッタクニュース

卓球ファンの間では「ニッタク」の愛称で知られる日本卓球株式会社が10月4日、秋葉原の本社で講演会を開催した。イベントには同社のラバーボールアドバイザーであり、ロンドン五輪団体銀メダリストの平野早矢香さんが登場した。並行して秋の展示会も10月2日から10月6日まで開催されている。

ニッタクは2017年7月に創設70周年を迎えており、同時期に平野さんをラバーおよびボールのアドバイザーとして迎えている。社長の北岡功氏からは、「今日が平野さんと一緒に卓球界を盛り上げていく、記念すべきスタートの日である」との発言もあった。

講演会では、平野さんの実体験に基づきながら、ニッタクの主要ラバーについての説明が行われた。

平野さんは両親の影響で5歳の頃から卓球をはじめ、「とにかくラリーが続くのが楽しかった」と笑顔で語った。

選手時代に武器となっていたミスのないプレーは、この頃の体験が原点だという。

さらに平野さんは、若手選手にとっては、「特徴を抑えたスタンダードなラバーを使いながら、体の使い方などの基礎を身に着けることが大事である」と話した。

そして「基礎を身に付けるために最適なラバーが、ニッタクの『ファクティブ』。ファクティブを使いながら基礎を固め、もう少しスピードが欲しいのかスピンが欲しいのか、それに合わせて違うラバーにステップアップしていくとよい」と話した。平野さんの場合は、スピンを求め、選んだのはキョウヒョウであったという。

また同社の新製品『キョウヒョウプロ3ターボオレンジ』については、グルー禁止の時代において欠点であった弾みの観点を日本製のスポンジを採用することで解消していると話した。

このラバーが現役の時に発売されていれば、世界チャンピオンにもなれたかも」と冗談混じりの笑顔を見せる場面もあった。

講演会の終わりには、平野さんが実際に同社のラバーを試し打ちしながら、それぞれのタイプについて説明した。

ファクティブ:スピードの速さやスピンのかかり方よりも弧線の安定に定評があり、打球感が良い。

ファスタークG-1:ボールを掴む感覚が強く、スピードがとても速いため威力が出る。

キョウヒョウプロ3ターボオレンジ:一番のお気に入りで、回転がすごくかかる。特に台上プレーとカウンターがやりやすい。従来のキョウヒョウと異なり、ブロックもやりやすいため、バック面にも使うことができる。

また、平野さんは先月、自身初の著書『卓球の鬼と呼ばれて。』(卓球王国)を出版しており、会場では限定サイン入りの書籍を購入する関係者が目立った。

受注生産ラケット「剛力男子(ごうりきだんし)」とは?

ニッタク本社で行われた商品展示会には、多くの卓球ショップ関係者が訪れ、商品の特徴についてニッタク社員より熱心に説明を受けていた。

ニッタク大阪営業所で滋賀エリアを担当する矢城(やぎ)智宏さんがラリーズ編集部におすすめ商品を紹介してくれた。

平野さんのコメントにもありましたが、一押しのラバーは、なんといっても9月1日に発売された新製品の『キョウヒョウプロ3ターボオレンジ』です。初中級者は『ファクティブ』から入門して、よりスピードが欲しければ『ファスタークG-1』、スピンが欲しければ『キョウヒョウプロ3ターボオレンジ』へと移るのが上達に合わせたベストなラバー選択ですね。」と熱弁してくれた。

矢城さんも早速フォア面をキョウヒョウプロ3ターボオレンジにしており、「打球感をよくするために、バック面には柔らかめのファスタークC-1を使っている」とのことである。

トップ選手でも敢えてバック側のラバーを柔らかくすることで、フォア側の打球感を良くする選手が多い」という。

また、ラケットについては、「10月10日より受注開始予定となっている『剛力男子』がオススメですね。3万3000円と値は張るのですが、用具好きの方などにはニッタクこだわりの一本を是非試してほしいです」と語ってくれた。

今後もラリーズでは卓球の楽しみの一つである「用具選び」に役立つ情報も随時発信していく予定だ。

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