実力は中国トップも狙える!ペンホルダーの名手「許昕」


許昕(キョキン/シュー・シン)は中国・江蘇省徐州出身の男子卓球選手。持ち前の長い手足と強靭なフットワーク、そして左利きペンホルダーのプレースタイルが特徴の選手でもあります。馬龍や張継科についで“中国第三の男”とも呼ばれますが、その実力は国内トップを狙えるほど。今回は、そんな許昕のプロフィールや戦績をご紹介します。

許昕(シュー・シン)のプロフィール

許昕(キョキン/シュー・シン)は、“卓球王国”中国でトップクラスの実力を誇る選手です。左利きのペンホルダーで、みる人を圧倒するダイナミックな卓球を繰り広げます。そんな彼の出身地は中国江蘇省徐州。1990年1月8日生まれで、181cmと卓球選手としてはかなりの高身長です。卓球を始めたのは5歳のときで、12歳になると上海にある「曹燕華卓球学校」で腕を磨きました。許昕が中国男子ジュニアチームに入ったのは2007年ごろ、ここからわずか8カ月でナショナルチームへの昇格を果たすという、驚くべき結果を残したのです。
許昕は、2017年9月現在、卓球世界ランキングで3位をマーク。2014年には世界ランク1位の座に輝き、その後もトップ3を維持し続けています。現在の男子卓球界では、世界王者である馬龍と前世界王者である張継科が“二強”として立ちはだかっており、彼も中国内外で“中国第三の男”と称されるほどの実力者なのですが、日本国内においては、その知名度の低さから二強の後塵を拝しているイメージが強いのかもしれません。しかしながら、その実力は世界一を狙えるレベル。今後の許昕の活躍に期待が高まります。

許昕(シュー・シン)のプレースタイル

許昕はこれまで、181cmという高身長と身体能力を生かした数々のスーパープレーをみせつけてきました。その驚くべき強さから、中国国内では“ニシキヘビ”の異名を持っています。左利きペンホルダーから繰り出される球には強烈なトップスピンがかかり、フォアハンドドライブで対戦相手を圧倒します。長い手足によるリーチは守備範囲が広く、恐るべきフットワークによりありとあらゆる困難な状況に打ち勝ってきたのです。
中陣から後陣にかけた、ドライブでの勝負になると、それは“名ラリー”と呼ばれるようなプレーに突入します。2016年のリオオリンピックで水谷準との間で繰り広げられた戦いも、“神ラリー”として国内でも大きな話題に。ペンホルダーの選手は、一般的にバックハンドが弱点だといわれていますが、背面打ちの精度が非常に高い許昕は、そのプレースタイルならではの弱点を自ら克服し、世界中のペンホルダーから憧れの的となっているのです。シェークハンドの選手が大多数を占めている中、彼にしか展開できない魅力的な卓球を披露し続けています。

数々の神業

彼の持ち前とされる軽快なフットワークと、高い技術が生んだスーパープレー動画は、中国のインターネット上で拡散され、伝説のように語り継がれています。とりわけ、2015年に中国蘇州の世界選手権でみせた彼の背面打ちは、試合の解説をしていた張怡寧に「神だ!」といわせたほど。張怡寧といえば、中国女子卓球界の女王と呼ばれる存在なのですが、このエピソードからも彼のただならぬ実力が伺い知れます。

許昕(シュー・シン)の主な戦歴

これまで多くの戦績を残してきた許昕の、主な戦績をご紹介。2009年の世界選手権横浜大会では男子ダブルスで銀メダル、アジア選手権3位、ITTFプロツアー・グランドファイナルで準優勝の成績を残しています。2010年の世界選手権モスクワ大会では金メダルを獲得。さらに、2011年の選手権ロッテルダム大会ではダブルスで金メダルに輝きました。
2013年の世界選手権パリ大会では、男子シングルスで銅メダルを獲得。2015年の世界卓球選手権蘇州大会ではベスト8入りを果たします。2016年の卓球ジャパンオープン萩村杯で準優勝を果たし、同年のリオオリンピックでは団体戦で金メダルを獲得。しかし、許昕は団体戦決勝の舞台で日本の水谷準に敗れるという屈辱を味わっています。卓球王国である中国では、他の国の選手に負けることが許されない風潮があるため、許昕はこの雪辱を晴らすときを狙っているのは確かです。

許昕(シュー・シン)の使用ラケットとラバー

許昕が使っているラケットは「STIGO」社が販売する特注品の「インテンシティNCT」。ラバーの表面は「天極NEO3」、裏面は「テナジー64」と言われております。特注品である「インテンシティNCT」のグリップレインズの中には、許昕デザインのロゴマークが入っているようです。

リオの雪辱を晴らすために日本代表に立ちはだかる!

多くの人を圧倒するスーパープレーの数々で、世界中にいるペンホルダーに勇気を与え続けている許昕。日本選手の前に立ちはだかる強敵ではあるもの、今後の活躍から目が離せません。

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