写真:吉村真晴と森薗美月(どちらも琉球アスティーダ)/提供:一般社団法人卓球ジュニアサポートジャパン
卓球ニュース 吉村真晴「島の皆さんからパワーもらえた」琉球アスティーダ、石垣島で講習会と卓球教室開催
2020.11.09
文:ラリーズ編集部
6日と7日、沖縄県石垣島で「石垣島から世界へ!オリンピアン卓球教室」(主催:石垣市)と題して、講習会と卓球教室が開催された。
沖縄の卓球プロチーム・琉球アスティーダから吉村真晴、森薗美月、代表の早川周作氏、そして日本生命レッドエルフ総監督の村上恭和氏、立命館大学女子卓球部監督の川面創氏らが参加し、沖縄の離島での卓球普及を行った。
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村上恭和監督「自分で考え行動する選手に」
6日には「石垣でのスポーツビジネスの可能性について」と題した特別講演会を行い、村上監督は「自分で考え行動する選手になってください」など、トップ選手を長年見てきた指導者ならではのアドバイスを伝えた。
また、全国の幼稚園に卓球台を贈る取り組みも続けており、現在260台のうち石垣島に24台を寄贈しているという。
写真:講演を行う村上恭和総監督(日本生命レッドエルフ)/提供:一般社団法人卓球ジュニアサポートジャパン
また、琉球アスティーダの早川代表は「石垣の皆さんに琉球アスティーダを知ってもらうためにも、Tリーグの石垣島開催ができれば」と、石垣島での開催に意欲を見せた。
リオ五輪メダリスト吉村真晴らによる卓球教室
翌7日には、リオ五輪銀メダリストの吉村真晴や、森薗美月も参加した講習会も行われ、石垣島の約130人の子どもたちが参加し、吉村、森薗両選手らとのラリーや、1本マッチなどを楽しんだ。
写真:吉村真晴と森薗美月(どちらも琉球アスティーダ)/提供 :一般社団法人卓球ジュニアサポートジャパン
参加した子どもたちはトップ選手たちのプレーを間近で見て「スピードと回転の強さが全く違うし、身体の軸がぶれていない」と、そのプレーから大いに学びを得ていた。
一般参加の26歳男性は「基礎をどう教えてよいか悩んでいたが、お二人の練習を見て指導方法を学ぶことができた。沖縄にプロチームができたことで、一流の選手たちと触れ合えるのは子どもたちにとって幸せなこと」と喜んでいた。
写真:沖縄で活動を続ける森薗美月(琉球アスティーダ)/提供:一般社団法人卓球ジュニアサポートジャパン
森薗も「明るく元気に卓球を楽しんでいる子が多かった」と、講習会を笑顔で振り返った。
写真:講演する吉村真晴(琉球アスティーダ)/提供:一般社団法人卓球ジュニアサポートジャパン
吉村は「初めての石垣島で、多くの方々に足を運んでもらい、非常に楽しい講習会となりました。島の皆さんが温かく迎え入れてくれて自分自身もパワーを貰えました」と充実感を口にする。
いよいよ17日から開幕するTリーグに向けて「沖縄本島だけでなく、石垣島の琉球アスティーダファンの想いも胸に、熱い戦いをしていきたい」と意気込んだ。