「自宅から応援してます」ファンのメッセージを力に 卓球日本代表の国際大会始まる | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:女子W杯の会場練習で汗を流す石川佳純(全農)/提供:ittfworld

卓球ニュース 「自宅から応援してます」ファンのメッセージを力に 卓球日本代表の国際大会始まる

2020.11.08

文:ラリーズ編集部

約8ヶ月ぶりの国際大会がいよいよ中国で再開となる。

日本からは、女子ワールドカップに伊藤美誠(スターツ)と石川佳純(全農)が、男子ワールドカップには張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)、そしてITTFファイナルには上記4名に佐藤瞳(ミキハウス)と加藤美優(日本ペイントホールディングス)を加えた計6名が出場する。

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伊藤美誠第2シード、石川佳純は第6シードに

幕開けは、11月8日からの女子ワールドカップだ。


写真:女子W杯前に練習する世界ランキング3位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:ittfwrold

中国からは世界ランキング1位の陳夢(チェンムン)、3位の孫穎莎(スンイーシャ)らも参加する、世界トップレベルの国際大会である。大会シード順が発表され、伊藤美誠が第2シード、石川佳純は第6シードに入り、組み合わせによっては準々決勝でお互い対戦する可能性もある。


写真:女子W杯会場で練習する伊藤美誠/提供:ittfworld

男子ワールドカップも、樊振東(ファンジェンドン、世界ランキング1位)はじめ、トップ選手が顔を揃える。張本が第3シード、丹羽が第8シードに入り、張本は順当に勝ち上がれば準決勝で世界ランキング3位の馬龍(マロン)と対戦する。


張本智和/提供:ittfworld

前例のない大会前調整

ただ、参加する各選手にとって、現地に入ってからの調整が難しい大会となった。

現地での隔離期間や行動制限、そして長時間の車移動など、これまでとは全く違う環境下での参戦となるためだ。


写真:女子W杯試合会場/提供:ittfworld

関係者からは「現地での隔離期間など直前まで変更が続き、各選手の参加の判断も難しかった」などの声も聞こえてくるなか、それでも、参戦を決めた選手らは「タフな気持ちをもって参加することで、東京五輪に繋げていきたい」(石川佳純)と、前を向いて中国遠征に旅立っていった。

日本代表応援メッセージ

ワールドツアー再開の日を願い、4月27日から「日本代表応援キャンペーン」を実施した全農によると、日本代表への応援メッセージを募集したデジタル絵馬は、計17,482件の投稿があったという。

そこには、再開の日を待つファンからの思いの数々が綴られている。

”食の応援”に加えて、これまでも全農は、2019年11月のJA全農2019ITTFチームワールドカップ東京大会、2020年1月の全日本卓球選手権などの会場で、来場者から卓球ラケット型の絵馬に日本代表への応援メッセージを募り、会場に掲示することで選手らを応援していた。

来年の全日本でも会場で展示する予定だ。


写真:日本代表への応援メッセージを投稿するデジタル絵馬は計17,482件もの投稿があった

「応援しか出来ませんが、その分一生懸命応援しています」

「ファイトー!自宅から家族で応援してます!」

「選手の皆さんが頑張るから私達も頑張れます」

「世界で活躍される姿を見て、同じ日本人として誇りに思います」

「どんなときもモチベーション保ち頑張る姿、尊敬します」


写真:2019年度全日本卓球選手権の会場で書かれたラケット絵馬の数々


写真:2019年度全日本卓球選手権の会場でラケット絵馬に応援メッセージを書くファンたち

8日から開幕

約8ヶ月の期間を経て、再開する国際大会。

日本代表選手も期するものがあるだろう。

私たちファンも特別な思いをもって応援したい。

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写真:石川佳純/提供:ittfworld

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