写真:チェコオープンでの長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ittfworld
卓球ニュース 【今週の日本の卓球】長﨑美柚、アジアの頂点に アジアジュニア&カデット選手権全日程終了
2019.09.09
文:ラリーズ編集部
9月2日から7日にかけてアジアジュニア&カデット選手権が開催され、男女ジュニア・カデット団体、男女ジュニア・カデットシングルス、男女ジュニアダブルス、混合ジュニアダブルスの計11種目が行われた。
これら11種目のうち、団体戦の優勝は中国に独占されたが、日本は3種目で優勝し、3種目で準優勝、7種目で3位入賞と好成績を残し、アジアの中でもその存在感をアピールした。
男子団体戦
写真:韓国オープンでの徐英彬(中国)/提供:ittfworld
ジュニア団体の優勝は中国で、本戦は1試合も落とすことなく圧倒的な強さで優勝した。準優勝は韓国を破って決勝まで勝ち進んだインド。日本は本戦で韓国に敗れ、ベスト8止まり。その後の順位決定戦でタイとイランを連破し、5位という結果に終わった。
カデット団体の優勝も中国となった。準優勝は中国相手に2点を奪ったチャイニーズタイペイ。日本は本戦1回戦で韓国に3-2で惜しくも敗れ、ベスト8に終わった。
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男子シングルス
写真:ジュニアサーキット香港オープンでの松島輝空(木下グループ)/提供:ittfworld
ジュニア優勝は、決勝でフルゲームの末同士討ちをものにした徐英彬(シュインビン・中国)で、予選から勝ち進んだ向鵬(シャンパン・中国)は惜しくも準優勝となった。
篠塚大登(愛工大名電高)は1回戦、準々決勝と順当に勝ち上がると、日本勢で唯一の準決勝進出を決めた。準決勝では、善戦したものの準優勝の向鵬に敗れ、ベスト4となった。
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)は準々決勝で、2018年の世界ジュニアで勝利している向鵬にリベンジされる結果となった。
一方カデット優勝は陳垣宇(チェンユエンユ―・中国)で、JAIN Payas(インド)が準優勝を勝ち取った。
日本から本戦に出場したのは松島輝空(木下グループ)のみとなった。松島は準々決勝で韓国選手にフルゲームの末惜しくも敗れたが、順位決定戦を勝ち進み、5位を勝ち取った。
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男子ダブルス
写真:オーストラリアOPでの宇田幸也(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)と戸上隼輔(野田学園・写真右)/撮影:ラリーズ編集部
男子ダブルス優勝は、ワールドツアーでも活躍する宇田幸矢/戸上隼輔ペア。準優勝は曽根翔/篠塚大登ペアで日本ペアが大活躍した。
宇田/戸上ペアは準々決勝で曾蓓勛/向鵬(中国)、曽根/篠塚ペアは準決勝で劉夜泊/徐瑛彬(中国)と中国ペアに勝利し、収穫のある大会となった。
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女子団体戦
写真:韓国オープンでの石洵瑶(中国)/提供:ittfworld
ジュニア団体は中国が優勝し、北朝鮮が準優勝となった。第2シードの日本女子は、準決勝で5番までもつれる激戦を制しきれずに北朝鮮に敗れ、3位となった。
カデット団体でも中国が優勝し、韓国が準優勝となった。日本は準決勝で中国と対戦し、横井咲桜(ミキハウスJSC)がトップで一矢報いたが、力及ばず3位となった。
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女子シングルス
写真:チェコオープンでの長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ittfworld
ジュニアは準決勝以降、同士討ちに2連勝した長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)が優勝し、出澤杏佳(大成女子高)は準優勝となった。
小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)は、準々決勝で2016年世界ジュニアチャンピオンの石洵瑶(シーシュンヤオ・中国)を圧倒したが、準決勝で長﨑の前に屈した。
カデットの優勝は陳熠(チェンイー・中国)となった。赤江夏星(貝塚第二中)は徐奕(シュイー・中国)をフルゲームで下し、価値ある準優勝を勝ち取った。
上位進出が期待された張本美和(木下グループ)は、本戦1回戦で徐奕に敗れ、ベスト16となった。
女子ダブルス
写真:ブルガリアオープンでの長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)と木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)ペア/提供:ittfworld
ワールドツアーでも安定して勝ち上がる長﨑美柚/木原美悠ペアが堂々の女子ダブルス優勝を果たした。準優勝は、SHIN Yubin/RYU Hanna(韓国)ペアとなった。長﨑/木原ペアは決勝まで全試合3-0のストレート勝ちを収め、決勝では1ゲームを奪われたが圧倒的な強さを見せた。
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混合ダブルス試合結果
写真:チェコオープンでの宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)と木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)/提供:ittfworld
混合ダブルスの優勝は、徐瑛彬/石洵瑶(中国)で、準優勝は劉夜泊/呉洋晨(中国)となった。
戸上隼輔/長﨑美柚は準々決勝で、優勝ペアに善戦むなしく敗れベスト8に終わった。
また宇田幸矢/木原美悠は、準優勝ペアにゲームカウント2-1とリードしていた場面から逆転負けを喫したが、堂々のベスト4入りを果たした。