【今週の日本の卓球】年の瀬のノジマTリーグ 張本、丹羽、石川ら登場 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下マイスター東京・写真左)、石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース 【今週の日本の卓球】年の瀬のノジマTリーグ 張本、丹羽、石川ら登場

2019.12.30

文:ラリーズ編集部

今週は12月27、28日、29日にノジマTリーグ2019-2020シーズンの試合が岐阜、沖縄、東京と各地で行われた。五輪選考レースを終え、張本智和や丹羽孝希(ともに木下マイスター東京)、石川佳純(木下アビエル神奈川)らがオーダーに名を連ね、年の瀬に卓球ファンを沸かせる試合を見せた。

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Tリーグ男子


写真:張本智和(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

28日は沖縄・宜野湾市立体育館で琉球アスティーダ(以下、琉球)と岡山リベッツ(以下、岡山)が対戦し、ビクトリーマッチにもつれる熱戦を岡山が制した。岡山は韓国の17歳サウスポー・趙大成(チョデソン)が2勝をあげる活躍で、チームの救世主となった。対する琉球は、ホームで勝利を掴みたかったところであったが、吉村真晴、朱世赫(チュセヒョク)が勝利するも、ビクトリーマッチで趙大成に吉村が敗れた。

続く29日、同じく宜野湾市立体育館で琉球がT.T彩たま(以下、彩たま)を迎えた試合は、彩たまが4-0で勝ち点4を獲得した。各試合接戦となるも、神巧也、リアム・ピッチフォードがフルゲームをものにした彩たまに軍配が上がった。


写真:丹羽孝希(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

同じく29日、東京・アリーナ立川立飛では、木下マイスター東京(以下、KM東京)が岡山を3-1で下した。連敗を止め、沖縄の地から乗り込んだ岡山は、趙大成が張本を破る活躍を見せる。しかし、丹羽やTリーグ個人成績1位のホウ・エイチョウら厚い選手層を誇るKM東京に跳ね返され、連勝とはならなかった。

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Tリーグ女子


写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

女子は27日に岐阜県・感謝と挑戦のTYK体育館で、TOP名古屋(以下トップ)が日本ペイントマレッツ(以下ニッペM)をマッチカウント3-2で下した。リオ五輪で福原愛を下し、ドイツ代表の銀メダル獲得に貢献したベテランカットマンのハン・インがビクトリーマッチに勝利し、チームを白星に導いた。

28日は同じく感謝と挑戦のTYK体育館でトップと日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)と対戦した。マッチカウント3-1で日本生命が勝利した。第3マッチの田志希、第4マッチの早田ひなは両者ともゲームカウント0-2の窮地に追い込まれたが、そこから試合ひっくり返した。昨季王者日本生命の底力を見せつける試合となった。


写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

29日、東京・アリーナ立川立飛で木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)がニッペMを3-2で退けた。東京五輪シングルス枠の選考来基準を満たした石川が出場するとあって、会場には年末にも関わらず1600人の観客が集まった。試合は、石川の勝利に加えて、ビクトリーマッチで木原美悠(KA神奈川)が、加藤美優(ニッペM)に2度のマッチポイントを奪われるも最後は木原が粘り切り、チームを救った。

30日の試合で2019年のTリーグの試合は終了し、全日本後の2020年1月24日からシーズンは再開される。セカンドシーズン、栄冠を掴み取るチームはどこなのか。2020年もTリーグから目が離せない。

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