文:ラリーズ編集部
14日、関東学生卓球連盟は、新型コロナウイルス流行の影響により、4月25日から6月13日にかけて開催が予定されていた春季関東学生卓球リーグを中止にすることを発表した。
また、日本学生卓球連盟は、6月25日~28日で福岡市で開催予定であった「第90回 全日本大学総合選手権・団体の部(インカレ)」を10月21日~25日の「第87回 全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)」と同時開催することを発表した。
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大学卓球の大会が新型コロナの影響を受ける
関東学生リーグ戦は、男女1~6部の全26ブロックから成っている大会で、関東の大学卓球部で腕を磨く選手たちにとって、最大の目標としている大会と言っても過言ではない。通常、3部以下は各大学の体育館などを会場として開催しているが、3部以下の22ブロック中、会場使用の目途が立ったのは3ブロックのみと、会場の確保が困難な状況となり、中止が決定された。
写真:緒方遼太郎(早稲田大学)/撮影:ラリーズ編集部
早稲田大学卓球部主将の緒方遼太郎は、自身のTwitterで「現役卓球生活最後の年に春リーグ中止の連絡という残念な誕生日プレゼント頂きました」と投稿し、自身の誕生日に発表された無念の中止にコメントした。
現役卓球生活最後の年に春リーグ中止の連絡という残念な誕生日プレゼント頂きました。
— 緒方遼太郎 (@Ryotaro_Ogata) April 14, 2020
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全国大会も延期へ
写真:2019年全日学優勝の及川瑞基(当時専修大・写真左)と森田彩音(当時中央大)。今年は団体戦も同時開催というスケジュールに/撮影:ラリーズ編集部
また、大学卓球の団体戦での全国大会であるインカレは、個人戦の全国大会である全日学と同時開催というスケジュールとなった。全日学の5日間中の3日間程度で行われる見込みだ。
4年間の、そして学生卓球の集大成として今年に懸ける思いの強い4年生や、新たに入学し大学卓球界で名を馳せるべく期待に胸を躍らせるルーキーたちにとっては我慢の時期が続く。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、現在も国内外問わず多くの卓球大会が中止・延期が相次いでおり、事態の早期収束が望まれる。