文:ラリーズ編集部
4月21日、国際卓球連盟(ITTF)がホームページ上で「On this day: An Jaehyun’s Budapest journey begins」というタイトルで安宰賢(アンジェヒョン・韓国)の2019年世界卓球ブタペスト大会の活躍を取り上げた。1年前の2019年4月21日は、世界卓球ブタペスト大会の開幕日。大ブレイクを果たした安宰賢の活躍がプレイバックされた形だ。
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張本智和も下し、3位に入った安宰賢
2019年世界卓球での当時19歳の安宰賢の活躍は目覚ましいものだった。予選から勝ち上がった安宰賢は、当時世界ランキング157位ながら本戦1回戦で黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)を下すと、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)、ダニエル・ハーベソン(オーストリア)と実力者を次々に撃破する。
迎えたベスト8決定戦で日本の張本智和(木下グループ)と対戦。2018年のグランドファイナルで史上最年少優勝を果たした張本を相手に、ゲームカウント4-2で安宰賢は勝利を収めた。
試合後、敗れた張本は「いつもは1ゲーム目が終わると緊張がとれるが、この試合はずっと緊張したまま。向かっていこうとしたが、向かって行けなかった。今は何も考えられない」と目をうるませながらコメントした。
写真:安宰賢/提供:ittfworld
勢いに乗った安宰賢は、続く準々決勝で張禹珍(ジャンウジン・韓国)との韓国勢対決を制し、準決勝でマティアス・ファルク(スウェーデン)に敗れたものの世界卓球3位入賞を果たす快挙を成し遂げた。
安宰賢はその後も活躍を続け、2019年4月で157位だった世界ランキングは現在40位まで上昇している。ITTFは安宰賢に関して「ブダペストで彼は開花した」と称している。
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