文:ラリーズ編集部
Tリーグでは契約更新が行われ、トップおとめピンポンズ名古屋、琉球アスティーダ、岡山リベッツの選手の契約更新が発表された。
また22日、国際卓球連盟(ITTF)は通常のトレーニングや卓球の練習を行う際の、新型コロナウイルス感染予防のガイドラインを公開した。
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Tリーグ契約更新
トップおとめピンポンズ名古屋
トップおとめピンポンズ名古屋は、ハン・イン(ドイツ)と契約更新を行ったと発表した。ハン・インといえば、2016年リオ五輪で団体銀メダルを獲得し、シングルスでもベスト8に入った実力者だ。よく切れた両ハンドのツッツキとカットが得意のチョッパーであり、2017年3月には世界ランキング6位まで上り詰めている。
写真:ハン・イン/提供:©T.LEAGUE
2ndシーズンではシングルス12戦に出場し8勝4敗と大きく勝ち越し、チームの勝利に貢献した。
契約更新についてハン・インは、「皆さんこんにちは。また、TOP名古屋のチームの一員になれてとても嬉しいです。チームに貢献できるように精一杯頑張りたいと思います。また、このご時世自分自身をしっかり守って行きたいです。皆さんもしっかり守ってください!来季に期待です。頑張るぞ!TOP名古屋!!」とコメントしている。
岡山リベッツ
岡山リベッツは吉田雅己、町飛鳥との契約更新を行ったと発表した。2人は同じ青森山田出身の同級生である。青森山田時代には、丹羽孝希(スヴェンソン)を加えた3人でチームを牽引していた。
吉田は今年の全日本選手権大会シングルスで3位に輝いており、同大会ダブルスにおいても、2016年は優勝、2017年は3位、2018年は2位と結果を残している。
2ndシーズンは、シングルスでチーム最多の17試合に出場し、8勝9敗であった。吉田は「結果を残し、チームを引っ張っていける存在になれるように頑張ります!3rdシーズンも応援よろしくお願いします」と今季の抱負を語った。
写真:町飛鳥/提供:©T.LEAGUE
町飛鳥は今年の全日本選手権大会シングルスでベスト16に入っており、2014年には準優勝に輝く実績を持っている。
2ndシーズンはシングルスでは振るわなかったものの、ダブルスでは7勝4敗と活躍を見せた。3rdシーズンに向けては「チームの勝利に貢献できるように頑張ります。3rdシーズンも応援よろしくお願いします!」とコメントしている。
琉球アスティーダ
琉球アスティーダは陳建安(チェンジェンアン・チャイニーズタイペイ)と契約更新を行った。陳建安はダブルスの巧者として知られ、2017年には世界卓球混合ダブルスで優勝、ワールドツアー・グランドファイナルでは男子ダブルス3位に入っている。
2ndシーズンはシングルス、ダブルスともに出場し、ダブルスでは3勝をあげた。
写真:陳建安/提供:©T.LEAGUE
陳建安は「チームに貢献できるように頑張ります。大変な時期ではありますが、皆さん一緒に乗り越えましょう!」とファンにコメントを送った。
ITTF、ガイドライン公開
ITTFは新型コロナウイルス対策としてガイドラインを発表した。個人の衛生管理については以下の通り。
・定期的に手を洗い、顔を触らないようにすること
・公共の場ではマスクを着用し、必要に応じて定期的にマスクを交換すること
・他のプレイヤーや参加者と握手をしないで、うなずきや手を振ることで代替すること
・咳やくしゃみをするときは、ティッシュなどで口や鼻を覆い、使ったティッシュはすぐに捨て、手を洗うこと
また、練習場や練習時の衛生管理として
・練習場に手指消毒剤を用意し、定期的に手を消毒すること
・プレーヤーは、自分のボールや飲み物のボトルを使用すること
・(現時点の)初期段階では、ダブルスをプレーしないことを推奨
・他の人から2メートルの距離を保つこと
・会場の入り口には、靴の除菌のための湿った消毒マットを敷くこと
・一人だけがすべての卓球ボールに手で触れるようなマルチボールシステムを導入すること
・以前別の人が使用していたら卓球台を使用する場合は、10分間待ってから使用すること
・卓球台は毎回使用前に清掃、消毒すること
・チェンジエンドをしたり、卓球台の上で手を拭いたりしないこと
・卓球台の間隔を十分に空けること
・換気は、2時間に1回、もしくはグループが入れ替わる前に行うこと
があげられている。
新型コロナウイルス感染予防のガイドラインに関しては、今後も新情報が入るたびに更新されるとのことだ。