日本卓球協会、新役員が決定 女性理事が17%占める | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:全日本2018での藤重貞慶氏/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース 日本卓球協会、新役員が決定 女性理事が17%占める

2020.06.21

文:ラリーズ編集部

日本卓球協会は21日、2020年度第1回評議員会・第2回臨時理事会を行い、2020・2021年度役員が決定したことを発表した。会長の藤重貞慶氏は再任となり4期目となる。

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女性理事は17%の4人に

副会長には再任となる前原正浩氏の他に、福井県卓球協会会長の八尾正博氏、香川県卓球協会会長の野崎保夫氏の2名が新任となった。また、常務理事には過去に高体連事務局長を務めた蓑島尚信氏ら2名が新たに就任する。

23名の役員の中で、日本学生卓球連盟の副理事長の濵田美穂氏や日本卓球協会アスリート委員会委員長の岸田聡子氏ら計4名、17%を女性が構成することになった。

これは、スポーツ庁が策定したスポーツ団体ガバナンスコードにおける「女性理事の目標割合(40%以上)を設定するとともに、その達成に向けた具体的な方策を講じること」という原則とも関連している。星野専務理事は「ガバナンスコードのこともあるが、4年前、6年前の段階からすでに女子理事を増やすことを進めていた」と以前からの取り組みの一環だとコメントした。

日本卓球協会100周年に向けて

専務理事3期目となる星野氏は「今年は新型コロナウイルスのため、国内大会はもちろん国際大会は開催ができない状態が続いている。卓球協会としても練習や大会のガイドラインを出しているが、ガイドラインに基づいて、小さなエリアから大会を安心安全に開いていくかが課題」と現状における課題を述べた。


写真:星野一朗氏/提供:アフロスポーツ

「日本卓球協会は来年が90周年から向こう10年先に100周年が待っている。それらを持続可能なプランニングをしながら、日本の卓球がますます発展していけるような役割を担っていきたい」と抱負を語った。

また、日本卓球協会加盟団体への上限100万円の支援金についても触れ、「日本卓球協会も登録者が激減する予定でどれだけ赤字がでるかわからない。そういう中で、これまで積み立てたお金を取り崩して、地域の活性化に少しでも協力したい」と都道府県と7つの全国組織の加盟団体への支援を口にした。

2020・2021年度 日本卓球協会役員一覧

会長

藤重貞慶(73・再任)

副会長

前原正浩(66・再任)
八尾正博(71・新任)
野崎保夫(61・新任)

専務理事

星野一朗(65・再任)

常務理事

金﨑正久(66・再任)
安西弥一郎(60・再任)
宮﨑義仁(61・再任)
加藤憲二(64・新任)
阿久津しげ子(71・再任)
水島潤子(72・再任)
蓑島尚信(61・新任)

理事

椙下博(67・新任)
佐藤重喜(62・再任)
小林博史(69・新任)
小原秀元(65・新任)
䭾見公男(65・新任)
松本秀樹(68・再任)
岡村隆夫(68・新任)
濵田美穂(72・新任)
佐藤真二(57・再任)
吉田和人(58・新任)
岸田聡子(43・新任)

監事

土室完(68・新任)
松本秀幸(67・新任)
平岡可奈之(61・新任)

※敬称略、()内の数字は年齢
※任期:2020年度~2021年度(2年)。監事のみ2020年度~2023年度(4年)
※新任:その役での初就任を示す。再任:その役での再就任を示す。

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