文:ラリーズ編集部
4月7日、株式会社ファースト(本社:東京都江戸川区、代表取締役:浜野浩)がプロ卓球選手・高木和卓との所属契約を締結した。ファースト本社で行われた調印式では、高木和が全日本実業団などの国内大会にファースト所属選手として出場することが発表された。
高木和は、日本リーグ1部の東京アートに15年間在籍、元日本代表として世界選手権に4度出場した実績を持つ。2022年2月、所属先の東京アートが休部を発表し、今後の去就に注目が集まっていたが、ファーストとの所属契約が決まった。
ファーストは、岸川聖也、大矢英俊、松平健太、町飛鳥、神巧也、高木和卓という豪華メンバーで、全日本実業団で悲願の初優勝を目指す。
株式会社代表取締役社長浜野浩氏、高木和のコメントは以下の通り。
浜野浩社長コメント
写真:高木和卓と浜野浩社長/撮影:ラリーズ編集部
高木和選手とは、長年活躍していた東京アートの休部が決定した時期から、コミュニケーションをとり始めました。
現役を続けたいという高木和選手の熱い思いが私に伝わり、契約合意という形になりました。
高木和選手には、全日本実業団での戦力になってもらうと共に、卓球スクールの指導などを通じて、卓球界を盛り上げていって欲しいと思います。
また本日(4月7日)、ファースト卓球スクール所属の長本有生が、ホープスナショナルチーム代表に入ったことをご報告いたします。また長本選手は、私の息子である濱野友希とホープスでの団体戦を組むことも併せて報告致します。
高木和卓コメント
写真:高木和卓/撮影:ラリーズ編集部
東京アートの休部が決まってからは途方に暮れる日々もありましたが、ファーストに声をかけて頂き、契約に至りました。また自分がプレーできる場所を与えて下さり、ファーストには感謝しています。
チームメイトは皆強いので、全日本実業団、全日本総合団体という2大会での優勝を狙って、皆で勝ちに行きたいと思います。
また個人戦では、全日本選手権での上位、表彰台も狙えると思っています。自分も年齢が上がってきて、あと何年プレーできるか分からないので、悔いの無いように精一杯頑張っていきたいと思います。
特集・ファースト卓球部(2022年6月公開)
>>それでも実業団日本一を目指す3つの理由 ファースト代表取締役社長・浜野浩【第1話】
>>岸川聖也はなぜ全日本実業団だけ現役で出続けるのか【第2話】
>>「もう引退かな」どん底に落ちた大矢英俊を救った浜野社長の一言【第3話】
>>松平健太の卓球が良くなった“意外なきっかけ”と全日本実業団での“悔しい借り”【第4話】