文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)1月13日~19日>
13日、卓球の全日本選手権が開幕した。全日本とは、昭和11年(1936年)に第1回大会が開催され、今回で74回目を迎える歴史のある大会だ。優勝者は名実ともに日本一の称号を手にし、歴史にその名が刻まれる。令和初となる今大会も、昨年に引き続き大阪での開催となる。
これまで東京で開催されてきた全日本だが、開催地が東京に固定されたのは昭和48年度(1973年)からで、以後、東京以外で開催されたのは平成12年度(2000年)の名古屋と、前年度(平成30年度)と今年度の大阪のみだ。
水谷、伊藤が開会式に参加
写真:全日本2020開会式の水谷隼/撮影:ラリーズ編集部
今大会には、昨年男子シングルスV10を達成した水谷隼(木下グループ)が男子シングルスには不参加。初優勝した平成18年度(2006年)大会から13年連続で決勝に進出していた水谷がいないというのは、ひとつの歴史の変わり目といえるだろう。
また、先日発表された東京五輪代表候補である、張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)は軒並み参加する。開会式では伊藤が選手代表として選手宣誓を行った。
写真:全日本2020開会式の伊藤美誠/撮影:ラリーズ編集部
大会初日は、男子ジュニアの部1回戦、女子ジュニアの部2回戦まで、混合ダブルスの2回戦までが行われる。混合ダブルス2回戦には、前回大会優勝の森薗政崇(BOBSON)/伊藤美誠ペアが出場する。令和初開催となる全日本。初日から目が離せない。