男子は東京アートが15度目の優勝、女子は中国電力が2連覇<卓球・全日本団体> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:宋恵佳(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 男子は東京アートが15度目の優勝、女子は中国電力が2連覇<卓球・全日本団体>

2021.10.18

文:ラリーズ編集部

<全日本選手権団体の部 10月15日~17日 場所:栃木・TKCいちごアリーナ>

17日、全日本選手権団体の部は最終日を迎え、男女団体の決勝戦が行われた。男子団体では東京アート、女子団体では中国電力が優勝を飾った。

男子団体決勝は実業団に軍配


写真:曽根翔(愛知工業大学)/撮影:ラリーズ編集部

男子団体決勝では、準決勝で協和キリンとの実業団対決を制した東京アートと、明治大との学生対決を制した愛知工業大学が登場した。1番では曽根翔(愛知工業大)が高木和卓(東京アート)を3-1で破り、愛知工業大が先制点を取る。


写真:坪井勇磨(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

続く2番手、3番手では小西海偉(東京アート)、坪井勇磨(東京アート)がともに3-0で勝利して、東京アートが優勝に王手をかけた。しかし4番手で曽根が小西に勝利し、勝負はラストに委ねられた。


写真:高木和卓(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

ラストでは、高木和卓がその実力を田原彰悟(愛知工業大)に見せつけ、3-0のストレートで勝利した。東京アートは通算15回目の優勝と、2019年大会に続く2連覇を成し遂げた。

男子団体決勝 東京アート 3-2 愛知工業大学

高木和卓 1-3 曽根翔〇
11-4/8-11/6-11/4-11

〇小西海偉 3-0 田原彰悟
11-9/11-3/11-9

〇坪井勇磨 3-0 中村和覇
12-10/12-10/11-9

小西海偉 1-3 曽根翔〇
7-11/8-11/11-5/9-11

〇高木和卓 3-0 田原彰悟
11-8/14-12/11-7

女子団体は中国電力が初の連覇


写真:松平志穂(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

女子団体決勝では、準決勝で早稲田大、神戸松蔭女子学院大にそれぞれ勝利してきた実業団の中国電力とサンリツが対戦することとなった。1番で中国電力のエース・宋恵佳が松平志穂(サンリツ)に勝利して、中国電力が先制点を飾る。


写真:永尾尭子(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

続く2番では永尾尭子(サンリツ)が井綾乃(中国電力)に競り勝ち、1-1で並んだ。3番手で成本綾海(中国電力)が有延優希(サンリツ)にストレートで勝利すると、4番で井綾乃が松平に3-0で勝利し、中国電力が3-1で優勝を飾った。


写真:井綾乃(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

中国電力が優勝するのは4回目で、今大会で初の連覇を成し遂げた。

女子団体決勝 中国電力 3-1 サンリツ

〇宋恵佳 3-1 松平志穂
11-7/11-4/9-11/11-8

井綾乃 2-3 永尾尭子〇
11-9/5-11/13-11/10-12/5-11

〇成本綾海 3-0 有延優希
11-5/11-7/11-8

〇井綾乃 3-0 松平志穂
11-3/11-7/11-5

宋恵佳 – 永尾尭子

最終成績

男子団体

1位 東京アート
2位 愛知工業大学
3位 協和キリン、明治大学

*東京アート、通算15度目の優勝

女子団体

1位 中国電力
2位 サンリツ
3位 早稲田大学、神戸松蔭女子学院大学

*中国電力、通算4度目の優勝(初の連覇)

全日本選手権団体の部とは

毎年1月に行われる全日本選手権は、個人種目で日本国内の頂点を決める大会であるが、今大会は団体戦で日本の頂点を目指して試合が行われる。

出場する団体としては、東京アートや協和キリン、中国電力といった日本リーグに出場しているチームや、愛知工業大学や四天王寺高校といった学生のチーム、それからジュニアナショナルチーム、開催地代表が参戦する。チーム内に世界で活躍する選手も多く、まさに日本No.1のチームを決める大会である。

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