文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月23日~29日 場所:東京体育館>
27日、全日本卓球選手権大会は5日目を迎え、女子シングルス6回戦では早田ひな(日本生命)が張本美和(木下アカデミー)をゲームカウント4-1で下し、準々決勝進出を決めた。
試合後、早田が報道陣の質問にオンラインで答えた。
早田ひなコメント
女子ダブルスについて
準々決勝は相手ペアの情報がなくて過去の対戦も少ない状況だったので、試合をしてみて相手の感覚を掴んでから仕掛けていこうという感じでした。調整しながらできたし、調整しながらも勝負どころは私たちらしさを出しながらできたかなと思います。
張本美和選手について
TOP32の船橋大会で一度当たっているんですが、着実に実力がついてきていて、14歳の実力ではないなと思います。
自分自身もシニアレベルの選手と思って張本選手を見ているし、特別何か対策をしたわけではないですけれども、船橋大会のときと自分の調子も違ったので、試合してみてから戦術を変えてみようと思っていました。
大会後半戦になっても好調だという手応えはあるか
今日試合した感じだと相手がよく見えているなと思っています。今日の自分の調子と相手の調子を照らし合わせながら試合することを考えていたので、試合の中でより相手が苦手そうな部分だったり、相手が打ってきても自分が取れるような戦術が常にひらめいている感覚でした。
これを常に練習の中で意識してやっているので、練習どおりに試合ができていると思うので、そこはいいんじゃないかなと思います。
過密日程の中でどのようにコンディションを維持してきたのか
日々の積み重ねですね。シングルスとダブルスがある大会もあれば、2週間ぐらいで3種目やる大会もあったり、選考会みたいに一気に試合をしてしまうという大会もあります。
どういう状況でも自分のパフォーマンスが100%でないと勝ち上がれないですし、仮に勝ち上がったとしても中国人選手といざ試合をしたときに、勝つまでの精度に至らないなと感じることが多いので、選考レースの中でも常に進化していくことが大事だと思っています。
張本選手との試合も、女子ダブルスの試合もミックスもそうですし、常に何かしら反省点はあると思うので、自分の感覚から「こう感じた」というのを「チームひな」のコーチやトレーナーさんと話し合って、さらに良くしていく会話やコミュニケーションは大事にしています。
そういったところは、1年前の東京五輪が終わってから続けてきた積み重ねかなと思います。