春季3位の青学大が敗れる波乱<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦・1部> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:三條裕紀(青山学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 春季3位の青学大が敗れる波乱<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦・1部>

2019.09.05

文:ラリーズ編集部

<2019年秋季関東学生卓球リーグ戦 2019年9月4日、5日、11日~13日>

4日、秋季関東学生卓球リーグ戦(以下、リーグ戦)が港区スポーツセンターで開幕した。5日間で全7試合行われる1部のリーグ戦、初日の模様を振り返る。

男子1部

春季2位の早稲田大学は昇格組の日体大を4-1で下し、同3位の専修大学も春季は4-3と大熱戦を演じた法政大学に対して4-0のストレート勝ちと両校ともに順調なスタートを切った。

対象的に王者・明治大学は5年ぶりの1部参戦となる大正大学に大苦戦。

1番で龍崎東寅が勝利するも、2番で遠藤竜馬が相手エース山田善生にフルゲームの末敗戦。続くリーグ戦デビューとなった竹崎千明も悪い流れを断ち切れず、同学年の船山朝陽に惜敗。1-2と大正大学がリードしダブルスを迎えた。しかし、ここはやはり明大。ダブルスをストレートで制すると、流れを引き寄せ5番・6番を連取。苦しみながらも4-2と大正大を下した。

残りの1試合中央大学対筑波大学の1戦はラストまでもつれ込む大熱戦となった。

中大は1番で一ノ瀬拓巳が敗れる。しかし、2番で春季最優秀新人賞を受賞した浅津碧利が取り返す。3番も落とし1-2とリードされ迎えたダブルス。中大は春季とはペアを変え、小野寺翔平/浅津の1年生ペアで挑み見事勝利。2-2とタイに戻す。

だが5番では田中虹太郎(筑波大)がデビュー15戦目で嬉しい初勝利。筑大が勝利に王手を懸ける。しかし、6番・7番では中大の実力者2名が意地の勝利。7試合中5試合がフルゲームという激戦を制し、中大が4-3と初戦をものにした。

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女子1部

優勝を目指す2強の早稲田大学、中央大学はそれぞれ筑波大学、日本体育大学の2校をストレート勝ち。優勝に向けて盤石な出だしとなった。

春季は早大を破るなど、台風の目となった青山学院大学は専修大学と対戦。1番でルーキーの宮崎翔が敗れると続く2番の三條裕紀が春季全勝の木村香純(専修大)になすすべなく敗戦。ダブルスを1本取り返すものの後が続かず。1-4で敗れ、優勝を目指す青学大にとっては痛い敗戦となった。

もう1試合東京富士大学と日本大学の試合はおよそ4時間に及ぶ大接戦。1番でルーキー・何湛然(日大)が勝利し、続く2番では松岡優香(東京富士大)と奥下茜里(日大)という春季の再戦となった。今年の関東学生でべスト4に入るなど成長著しい松岡が日大の大エースを春季に続き再び撃破。日大にとっては痛い敗戦となった。

続く3番のダブルスを日大、4番のシングルスを東京富士大が取り、両者一進一退で迎えた5番ダブルスは東京富士大に軍配。だが6番を長年チームを引っ張ってきた4年生・高原小麦(日大)がきっちり勝利を収め勝負は最終戦へ。

キャプテンの小村歩未(東京富士大)と1年生の渡辺未華(日大)の対戦。1-2と先に追い込まれた小村だったが主将の意地をみせ、逆転勝ち。5試合がフルゲームとなった熱戦を東京富士大がものにした。

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男女ともに明日は各大学2試合ずつが行われる。男子では明大対日体大というインカレの再戦、女子でも青学大を倒し勢いに乗る専大対早大など好カードが目白押しだ。

男子結果

明治大学 4-2 大正大学
早稲田大学 4-1 日本体育大学
専修大学 4-0 法政大学
中央大学 4-3 筑波大学

女子結果

早稲田大学 4-0 筑波大学
中央大学 4-0 日本体育大学
青山学院大学 1-4 専修大学
東京富士大学 4-3 日本大学

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