「北海道で成長し、北海道で夢を実現してほしい」高校・大学の垣根を超えた"公式戦"第2回北海道学生強化大会 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:斎藤怜吏(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

大会報道 「北海道で成長し、北海道で夢を実現してほしい」高校・大学の垣根を超えた“公式戦”第2回北海道学生強化大会

2022.09.20

文:ラリーズ編集部

<ジョブキタ杯 第2回北海道学生強化大会 日程:9月18日 場所:札幌市南区体育館>

18日、ジョブキタ杯第2回北海道学生強化大会が開催され、男女シングルスと男女ダブルスの計4種目が行われた。

本大会は北海道学生卓球連盟が主催となり、2年前に初めて開催された。北海道の学校に在籍する高校生と大学生が参加するため、学生選手が集う大会が少ない北海道の学生にとって、貴重な実戦経験を積む大会となっている。

男子シングルスでは斎藤怜吏(札幌大学)が優勝、名古屋幸希(札幌大)が準優勝を飾り、札幌大学がワンツーフィニッシュを決めた。

また、女子では杉山晴菜(札幌国際大)がシングルスとダブルスで2冠を達成するなど、各種目で大学生が力を見せる中、男子ダブルスでは荒井正明と湯田康太郎(ともに駒大苫小牧高)の高校生ペアが優勝を果たした。

「学生達の成長の手助けになれば」大会開催の意義

今大会開催のきっかけや意義について、北海道学生卓球連盟理事長の藤倉健太氏にお話を伺った。

この大会が開かれたきっかけは?

数年前から北海道全体の強化のための事業構想を練っていました。

しかしながらコロナ禍になり、ほとんどの大会がなくなった学生達の試合機会を確保するために構想を前倒しし、高校の有志の方々のご理解とご協力のもと、2年前に初めて開催しました。
※昨年度は感染拡大状況下のため、開催中止。

北海道内の強豪高校・大学が集い、試合を行う意義とは?

学生達が自分達のカテゴリを越え、一同に会して試合のできる機会は年1回の全日本予選しかありません。

ですが、年齢関係なく公式の場で試合をすることでお互いのレベル、北海道や全国での立ち位置など、学ぶこと、わかることがたくさんあります。

1年を通じ、そのような機会を1つでも多く設けることで学生達の成長の手助けになればと考えています。

実際に開催しての手応えは?

2年前はダブルスが開催できない等、様々な制約があり、参加者の皆さんに運営側としてできることも少ないなかでの状況でしたが、今回はダブルスも開催することができ、加えて今大会からジョブキタ様のご協賛をいただけたことで、より充実した内容にできたのではないかと思っています。

来年以降は2日開催や団体戦の実施、出場校の拡大等、より充実させていきたいと考えています。

北海道の選手が全国上位に行くために、今後学連として取り組んでいこうとしていることは?

昨年度1月に最小限の人数での開催にはなりましたが、中学生以下にも出場機会を拡大した小中高大強化試合も初めて開催することができました。また、2年間開催できていませんが、2月にも高校生と試合機会を設けた北海道学生卓球連盟幹事長杯オープン卓球大会があります。

今後はこの3大会にそれぞれ違った特色を持たせ、北海道の卓球全体の強化を図るための事業に成長させたいと考えています。

地方では首都圏への人材流出が大きな問題となっており、スポーツにおいてもそれは同様です。

北海道で卓球に出会ったからには、北海道で成長し、北海道で夢を実現してほしいと考えていますので、そのための環境、体制作りが急務です。

様々なカテゴリの壁を越え、チーム北海道として一丸となって強化していくためにも我々が先頭を切って様々な取り組みにこれからも挑戦していきます。

男子シングルス結果

優勝:斎藤怜吏(札幌大)


写真:斎藤怜吏(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

準優勝:名古屋幸希(札幌大)


写真:名古屋幸希(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:湯田康太郎(駒大苫小牧高)


写真:湯田康太郎(駒大苫小牧高)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:国田広也(札幌国際大)


写真:国田広也(札幌国際大)/提供:北海道学生卓球連盟

男子ダブルス結果

優勝:荒井正明/湯田康太郎(駒大苫小牧高)


写真:荒井正明と湯田康太郎(駒大苫小牧高)/提供:北海道学生卓球連盟

準優勝:姉崎友樹/山本佑真(札幌大)


写真:姉崎友樹と山本佑真(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:伊藤楓真/名古屋幸希(札幌大)


写真:伊藤楓真と名古屋幸希(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:川瀨仁志/杉本憲治(北海学園大)


写真:川瀨仁志と杉本憲治(北海学園大)/提供:北海道学生卓球連盟

女子シングルス

優勝:杉山晴菜(札幌国際大)


写真:杉山晴菜(札幌国際大)/提供:北海道学生卓球連盟

準優勝:森口蒼生(札幌国際大)


写真:森口蒼生(札幌国際大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:鈴木亜依(札幌大)


写真:鈴木亜依(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:佐々木結菜(駒大苫小牧高)


写真:佐々木結菜(駒大苫小牧高)/提供:北海道学生卓球連盟

女子ダブルス

優勝:杉山晴菜/髙リノカ(札幌国際大)


写真:杉山晴菜と髙リノカ(札幌国際大)/提供:北海道学生卓球連盟

準優勝:奥山瑚々/中村璃子(札幌大)


写真:奥山瑚々と中村璃子(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:鈴木亜依/松野蘭(札幌大)


写真:鈴木亜依と松野蘭(札幌大)/提供:北海道学生卓球連盟

3位:竹島瑠菜/藤谷祐美(札幌国際大)


写真:竹島瑠菜と藤谷祐美(札幌国際大)/提供:北海道学生卓球連盟

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