札幌大・伊藤/名古屋、"励まし合っての"男子複V 1年生名古屋は男子単もベスト4<北海道春季学生卓球選手権大会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤楓真(写真右)・名古屋幸希(札幌大学)/提供:札幌大学

大会報道 札幌大・伊藤/名古屋、“励まし合っての”男子複V 1年生名古屋は男子単もベスト4<北海道春季学生卓球選手権大会>

2022.05.03

文:ラリーズ編集部

<2022年度北海道春季学生卓球選手権大会 4月23日(土)、24日(日) 札幌市南区体育館、札幌市白石区体育館>

4月23、24日で2022年度北海道春季学生卓球選手権大会が行われた。男子団体で札幌大学A、男子シングルスで川瀨仁志(北海学園大学3年) 、男子ダブルスで伊藤楓真・名古屋幸希 (札幌大学2年・1年)、女子団体で札幌国際大学A、女子シングルスで杉山晴菜(札幌国際大学2年)、女子ダブルスで杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学2年・1年)がそれぞれ優勝を果たした。

今回は男子ダブルスで優勝した伊藤楓真(北海道科学大学高→札幌大学2年)・名古屋幸希(駒大苫小牧高→札幌大学1年)ペアにオンラインで話を聞いた。

伊藤楓真・名古屋幸希コメント

――ダブルス優勝おめでとうございます。優勝した今のお気持ちは?
伊藤楓真:昨年まで前田(鼓太朗・2022年3月卒業)さんと組んでいて、ずっと同じ札幌大学の斎藤(怜吏)/平岡(稜真)と決勝で当たって倒せなかったんですよ。

それが悔しくて、今回(前田が卒業し)ペアが変わるということで、良い機会だと捉えて結構ダブルスに力を入れて練習していました。名古屋が引っ張ってくれて勝てたんで、素直にめちゃくちゃ嬉しいです。

――名古屋選手はいかがですか?
名古屋幸希:これまで異質の選手とダブルスを組んだことがなくて、練習も最初の方はあまりかみ合わなかったんですけど、試合前になって結構よくなってきました。

試合のときは、競った場面で伊藤さんが励ましてくれたので思い切ってプレーできて、優勝することができて嬉しいです。

――お互いどういうところが良いと感じますか?
伊藤楓真:名古屋は競ったときが特に強いんですよ。3回戦でフルゲームで勝ったんですけど、ゲームカウント1-2負けと追い込まれたところから、名古屋が「ここからっすよね!」と言って来て、自分も励まされました。

名古屋は思い切ってプレーするし、それがしっかり決まるしで、自分もその勢いに乗って勝てて、その勢いが決勝まで続きました。競ったときの強さが名古屋の良いところだと思います。

名古屋幸希:自分は競ったときについて特に意識はしてないんですけど、やっぱり伊藤さんの後押しや励ましが良かったのかなと思います。

自分がチャンスボールをミスしてしまったとき、「大丈夫だ!次一本!」という風にお尻を叩いてくれました(笑)。

伊藤楓真:叩いてねえよ(笑)。背中ポンポンしたくらいだろ(笑)。
名古屋幸希:そうでした(笑)。
――ナイスコンビですね(笑)。

2年生となった伊藤選手は、この1年間はどう成長したと感じますか?

伊藤楓真:去年の春季大会では、シングルスベスト16だったんですけど、今年はその負けた相手に勝つことができてベスト8に入れました。

高校のときは団体戦にあまり出られていなかったんですけど、昨年団体戦で起用してもらえて、ほぼ負けなしでいけたので、今年は最後まで自分のプレーに自信を持って戦えています。それがダブルスにもつながっていると思います。

――強い新入生も入ってきましたが刺激を受けてますか?
伊藤楓真:高校の後輩で髙橋(大策・北科大高出身)が入ってきて、本当に強くて全然勝てないんですよ。

コロナで2か月くらい練習できなかった時期もあるんですけど、今は強い1年生も含めてチーム全体で部活できて、自分もモチベーションが上がって刺激を貰っています。

――逆に名古屋選手は入学して1ヶ月ほどですが、札幌大学でプレーしてみてどうですか?
名古屋幸希:先輩方や同期も強く、藤倉監督も要望について対応してくれるので、とても良い環境を用意してくださっているなと思います。

例えば多球練習をもっとやりたいと言えば、これまでより多くボールを購入してくれたり、問題点が少しでもあればすぐに対応してくれて、とても練習がやりやすく、そこで揉まれて強くなっていると感じています。

――今季はどういうシーズンにしたいですか?
伊藤楓真:シングルスでは全道でベスト8までしか行ったことがないので、そろそろベスト4以上に入って、3冠とかを目指して頑張りたいと思います。

また、去年の全日学では、競ったとき自信がなくなって勝てませんでした。今年は自信もついているので、ノリと勢いで全日学やインカレで勝ちたいです。「北海道から強い選手が現れた」となれるように頑張りたいです。

名古屋幸希:自分も北海道で優勝して、全日学とかインカレで全国ベスト16とか上を目指せるように頑張りたいです。

全日本は前回大会通って1回戦負けだったので、今回も通って、1回、2回、3回くらい勝って、4回戦くらいまで行きたいと思っています。

男子団体結果


写真:札幌大学A/提供:札幌大学

1位 札幌大学A
2位 札幌国際大学A
3位 札幌大学D、北海学園大学A

男子シングルスランキング

1位 川瀨仁志(北海学園大学3)
2位 金須渚(札幌大学1)
3位 園家伶都(北海学園大学1)
4位 名古屋幸希(札幌大学1)
5位 伊藤楓真(札幌大学2)
6位 小野彰吾(札幌大学1)
7位 斎藤怜吏(札幌大学3)
8位 小川透生(札幌国際大学1)
9位 平岡稜真(札幌大学2)
10位 国田広也(札幌国際大学3)
11位 清水祥喜(札幌国際大学2)
12位 日比野翔(札幌国際大学2)
13位 姉崎友樹(札幌大学4)
14位 髙橋大策(札幌大学1)
15位 中山佳耶(札幌国際大学2)
16位 中野鴻(札幌国際大学3)

男子ダブルスランキング

1位 伊藤楓真・名古屋幸希 (札幌大学2・1)
2位 斎藤怜吏・平岡稜真 (札幌大学3・2)
3位 川瀨仁志・杉本憲治(北海学園大学3・2)
4位 金須渚・髙橋大策 (札幌大学1・1)
5位 松岡優斗・中山佳耶(札幌国際大学3・2)
6位 国田広也・松井海聖(札幌国際大学3・1)
7位 鎌田晃徳・日比野翔(札幌国際大学4・2)
8位 大谷龍二・清水祥喜(札幌国際大学2・2)

女子団体結果

1位 札幌国際大学A
2位 札幌大学A
3位 札幌国際大学B
4位 札幌大学B

女子シングルスランキング

1位 杉山晴菜(札幌国際大学2)
2位 中村璃子 (札幌大学2)
3位 小野寺美羽(札幌国際大学2)
4位 奥山瑚々 (札幌大学3)
5位 森口蒼生(札幌国際大学1)
6位 庄司悠日(札幌国際大学4)
7位 鈴木亜依(札幌大学3)
8位 飯田良奈(北海道大学3)

女子ダブルスランキング

1位 杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学2・1)
2位 鈴木亜依・松野蘭(札幌大学3・1)
3位 庄司悠日・森口蒼生(札幌国際大学4・1)
4位 藤谷祐美・竹島瑠菜(札幌国際大学2・1)

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札幌大学卓球部特集(2020年11月公開)

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