男子・札幌大、女子・札幌国際大が1位通過 札幌大・斎藤「目標は本戦ベスト16」<卓球・インカレ北海道予選> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:男子団体優勝の札幌大学/提供:札幌大学

大会報道 男子・札幌大、女子・札幌国際大が1位通過 札幌大・斎藤「目標は本戦ベスト16」<卓球・インカレ北海道予選>

2022.06.18

文:ラリーズ編集部

<第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)北海道予選 兼 第55回会長杯争奪卓球大会 日時:5月28日(土)、29日(日)、会場:札幌市美香保体育館>

5月28日、29日、第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)北海道予選 兼 第55回会長杯争奪卓球大会が行われ、男子では札幌大学、女子では札幌国際大学がそれぞれ団体で優勝した。

2022年7月6日(水)~9日(土)でスカイホール豊田(豊田市総合体育館)にて開催される第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)には、男子は札幌大学、札幌国際大学、北海学園大学、女子は札幌国際大学、札幌大学が出場権を手にしている。

インカレ北海道学連代表(男子)

1位 札幌大学
2位 札幌国際大学
3位 北海学園大学

北海道学連出場校 インカレ本戦組み合わせ(男子)

Eブロック:中央大学、鹿児島国際大学、札幌国際大学
Iブロック:同志社大学、札幌大学、武蔵大学
Mブロック:専修大学、近畿大学、北海学園大学

インカレ北海道学連代表(女子)

1位 札幌国際大学
2位 札幌大学

北海道学連出場校 インカレ本戦組み合わせ(女子)

Fブロック:國學院大學、関西大学、札幌大学
Iブロック:愛知工業大学、東京女子体育大学、札幌国際大学

札幌大学・斎藤怜吏コメント

今回はインカレ予選でシングルス・ダブルス全勝と、札幌大学の1位通過に貢献した斎藤怜吏(札幌大学3年・函館大学付属有斗高出身)に話を聞いた。


写真:斎藤怜吏(札幌大学)/提供:札幌大学

――インカレ予選振り返ってみてどうでしたか?
斎藤怜吏:決勝では、ラストの五番勝負で自分が勝つことができて、チームも優勝できて良かったです。
――チーム全体としてはどうでしたか?
斎藤怜吏:1年生も入って、新チームでの団体戦ということもあって、最初の入りが全体的に悪くて、最初はチーム一丸となって戦うというより、個人個人バラバラでした。

しっかり決勝までに話し合って、みんなで勝とうという気持ちになって、決勝までには団体戦っぽくなったと思います。

――斎藤選手がエース的な役割だと思いますが、何か意識して戦っていますか?
斎藤怜吏:周りからは「エースとして頑張れよ」とは言われてますが、自分的にはあまり意識はしていません。

全員頑張っているし、自分もチームの一勝に繋げるために頑張ろうっていう気持ちでやってます。「自分が自分が」という風にこだわらないようにやっています。

――勝ちにこだわりすぎない、という感じでしょうか?
斎藤怜吏:点数が取れるときもあれば取れないときもありますし、自分は勝ちに行き過ぎると、硬くなって試合内容が悪くなり、自分のプレーを出せなくなります。

“楽しむ”という程ではないですけど楽にできることを意識していて、個人戦も団体戦も練習も、ガツガツいくというよりかは、自分がやるべきことをやろうみたいな感じです。

――何かきっかけがあってそういう考えになったんですか?
斎藤怜吏:大学に入ってからはあまり成績が残せてなくて、毎試合「しっかりやらないと」みたいに硬くなっていました。

ただ、勝てなくなった時にこれまでを振り返ってみて、「勝ちを意識しすぎるのではなく、今、足りないことだけをやろう」という感じで悟りました。

例えば、練習のモチベーションが上がらないときはトレーニングを頑張ったりとか、フットワークが調子上がらないときは細かい技術の練習をしようとか、そういう風に柔軟に考えられるようになりました。

――北海道の国体予選でも、関東1部校の選手や実業団選手に勝利して、決勝リーグまで進んでましたが、考え方の変化が結果に表れてますね。
斎藤怜吏:自分より強い選手と当たって、「楽しみだな、どうやって戦おうかな」みたい なワクワク感で試合をしていたら、たまたま決勝リーグまで残れました。
※決勝リーグでは6位となり通過ならず
――7月にはインカレが控えていますが、そこに向けてはどうですか?
斎藤怜吏:他のメンバーも言ってるんですけど、インカレは頑張ってリーグを1位通過したいと思ってます。

もちろん自分たちは、全国のトップではないので、向かっていく気持ちで挑みます。今は、インカレで予選を抜けて、決勝トーナメントで1つ勝ってベスト16に入りたいとチーム全員が思っていて、その目標に向けて取り組んでいます。


写真:平岡稜真(写真奥)・斎藤怜吏ペア(札幌大学)/提供:札幌大学

個人戦では札幌国際大学が強さ見せる

また、同時に行われた個人戦では、男子シングルスで国田広也(札幌国際大学)、男子ダブルスで大谷龍二・清水祥喜(札幌国際大学)、女子シングルスで髙リノカ(札幌国際大学)、女子ダブルスで杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学)と札幌国際大学が4タイトルを制した。

結果は以下の通り。

男子シングルス

1位 国田広也(札幌国際大学)
2位 金須渚(札幌大学)
3位 斎藤怜吏(札幌大学)、清水 祥喜(札幌国際大学)

男子ダブルス

1位 大谷龍二・清水祥喜(札幌国際大学)
2位 金須渚・髙橋大策(札幌大学)
3位 細田卓良・小野彰吾(札幌大学)、国田広也・松井海聖(札幌国際大学)

女子シングルス

1位 髙リノカ(札幌国際大学)
2位 杉山晴菜(札幌国際大学)
3位 鈴木亜依(札幌大学)、庄司 悠日(札幌国際大学)

女子ダブルス

1位 杉山晴菜・髙リノカ(札幌国際大学)
2位 小野寺美羽・津曲美穂(札幌国際大学)
3位 庄司悠日・森口蒼生(札幌国際大学)、藤谷祐美・竹島瑠菜(札幌国際大学)

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