【卓球】3度目五輪の丹羽孝希、初戦突破 苦手カットを戦術で攻略 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希/提供:西村尚己/アフロスポーツ

大会報道 【卓球】3度目五輪の丹羽孝希、初戦突破 苦手カットを戦術で攻略

2021.07.27

文:ラリーズ編集部

<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

27日、東京五輪の卓球競技は4日目を迎え、男子シングルス3回戦に丹羽孝希(スヴェンソン)が登場。

ワン・ヤン(スロバキア)にゲームカウント4-0で勝利し、ベスト16入りを決めた。

>>ワン・ヤンの使用用具・大会成績・プロフィール

シードの丹羽孝希が3回戦に登場


写真:事前練習での丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)/提供:千葉 格/アフロ

男女シングルスのシード勢が登場する3回戦、日本からは男子シングルス第12シードの丹羽が試合に臨んだ。ロンドン、リオに続く3度目の五輪となる丹羽はリオのベスト8を上回る個人でのメダル獲得を狙う。

対戦相手のワン・ヤンはスロベキアのカットマン。台の下でのカットの変化が武器で過去に丹羽を破ったこともある。Tリーグにも2年目のシーズンに岡山リベッツから参戦していた。

丹羽の初戦はカットマンのワン・ヤンと


写真:ワン・ヤン(スロバキア)/提供:Ittf

第1ゲーム、丹羽はワンのバックサイドを徹底的に攻め、リードを広げる。相手がバックを意識し始めた7-5の場面から、丹羽はミドル攻めに変更。冷静な戦術変更が功を奏し、丹羽が11-6でゲームを先取する。

第2ゲーム、丹羽は引き続きバックを攻めるも、ワンもナックルカットと攻撃を織り交ぜ対抗する。9-8でリードした場面から、丹羽はワンに打たせる戦術を選択。これが見事に連続得点に繋がり、ゲームカウントを2-0とする。

続く第3ゲームは丹羽が緩急をつけた連続ドライブで前半から大量リード。焦ったワンの攻撃ミスも誘い11-3でゲームを奪取。ゲームカウント3-0と王手をかける。

第4ゲームはワンが6-10とリードを許すも丹羽が粘りを見せ6本連取で逆転勝ち。見事なストレート勝ちを見せた。

勝利した丹羽は、4回戦でオフチャロフ(ドイツ)と対戦する。

>>オフチャロフの使用用具・大会成績・プロフィール

丹羽孝希試合後コメント

初戦の相手はカットマン。僕としては苦手な戦型でもっと競ると思っていたがカットの変化が分かったので勝てた。

この会場はすごくやりやすいので自分のプレーをすることができた。強い相手に勝てたので調子は良い。

(次戦のオフチャロフは)両ハンドの威力のある選手。コース取りや戦術を考えて勝ちに行きたい。

男子シングルス3回戦

〇丹羽孝希 4–0 ワン・ヤン
11-6/11-8/11-3/12-10

丹羽孝希インタビュー


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:伊藤圭

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