文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
28日、東京五輪の卓球競技は5日目を迎え、女子シングルス準々決勝に石川佳純(全農)が登場。于梦雨(ユモンユ、シンガポール)にゲームカウント1-4で敗れ、ベスト4入りを逃した。
石川佳純、シンガポールのユモンユと対戦
写真:石川佳純(全農)/提供:Ittf
五輪日本選手団の副主将として開会式で選手宣誓もした石川佳純は、これまでロンドン五輪で団体銀メダル、リオ五輪で団体銅メダルを獲得。今大会では団体とシングルスの2種目にエントリーしており、特にシングルスでは自身初のメダルを狙っていた。
石川の準々決勝の相手は、日本のTリーグ日本生命レッドエルフでもプレーするシンガポール代表の于梦雨(ユモンユ)。世界ランク9位にも入ったことのある31歳のベテランで、リオ五輪の団体3位決定戦では日本の福原愛に勝利している。
石川、準決勝進出ならず
写真:于梦雨(ユモンユ・シンガポール)/提供:ITTF
第1ゲーム、序盤から緊迫した接戦となる中、石川は得意の長いラリーをことごとく制す。8-8の場面でも石川が先手を取り、3連続ポイントでゲームを先取する。
第2ゲーム、石川はユモンユの徹底したミドル攻めに苦しみ、リードを許す。流れを変えたい石川は3-7の場面から2本連続のサービスエースで追い上げるも、ラリーで打ち負け5-11でこのゲームを落とす。
第3ゲーム、強気のフォアハンドでリードを広げた石川に対し、ユモンユも粘り強いプレーでデュースに追いつく。石川は12-11とリードしたところで勝負のタイムアウトを取る。ところが、ユモンユに攻撃をしのがれ12-14と逆転を許すと続く第4ゲームもユにラリーの主導権を握られゲームカウント1-3と後が無くなる。
続く第5ゲームは一時は0-10とユモンユの一方的な展開となり、石川はゲームカウント1-4で敗れた。
勝利したユモンユは準決勝で陳夢(中国)と杜凱栞の勝者と対戦する。
石川佳純、試合後コメント
なかなか自分の得意なスピードのラリーにしてもらえずに対応しようとしたがうまくいかなかった。
3ゲーム目リードしたところを取れなかった。(タイムアウトの後)思い切ってフォアで打っていこうとしてそれはできたが、コースが甘かったり、もったいないミスが出たりした。
正直満足行くような結果では全然無い。ここで負けてしまって悔しい
団体は気持ちを切り替えて後悔の無いようにプレーしたい。
女子シングルス準々決勝
石川佳純 1-4 ◯ユ・モンユ(シンガポール)
11-8/5-11/12-14/6-11/2-11
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