文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>
4日、韓国オープンが3日目を迎え、女子シングルス決勝トーナメント1回戦がスタート。石川佳純(7月世界ランキング6位・全農)と木原美悠(同66位・JOCエリートアカデミー)による日本選手対決が行われた。両者は、前月のジャパンオープンでも対戦しており、その際は石川がストレートで木原を下している。
「2大会連続で当たるのは結構珍しいのでびっくりした」という石川だが、試合は石川ペースで進む。石川が相手のバック側へのロングサーブを有効に使い、木原の表ソフト(表面に粒が並び、速攻プレーに適したスピード重視のラバー)による攻撃を封じる。木原も時折持ち味のカウンターやスマッシュで食い下がるが、1ゲームを返すのが精いっぱい。今回も石川に軍配があがった。
敗れた木原は「ジャパンオープンよりは自分の中ではいい試合ができた。サーブからの3球目で自分が思い切れた時には得点する確率が高かった。バックへのロングサーブに対応し、その後のボールを強く打つことができれば…とも感じた」と手応えと課題を口にした。
一方の石川は「前回(のジャパンオープンでの対戦)はすごく良かったが、相手も少し(戦い方を)変えてくると思ったので、自分も少し変えてプレーするようにした。今日のプレーはあまり出来がよくなかったが、途中から相手の作戦に対して、しっかりと対応することができた」と試合を振り返った。
明日に向けても「しっかり準備をしていいプレーができるように頑張ります」と意気込みを語った。
詳細スコア
写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー)/撮影:ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-1 木原美悠
11-6/9-11/11-9/11-7/11-6