水谷破った17歳・林昀儒が優勝 樊振東にも金星<T2ダイヤモンド・卓球> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:林昀儒(チャイニーズタイペイ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 水谷破った17歳・林昀儒が優勝 樊振東にも金星<T2ダイヤモンド・卓球>

2019.07.21

文:ラリーズ編集部

<T2ダイヤモンド2019マレーシア 2019年7月18日~7月21日>

21日、T2ダイヤモンド・男子シングルス決勝で樊振東(ファンジェンドン・7月世界ランキング3位・中国)と、今シーズンもTリーグに岡山リベッツから参加する林昀儒(リンインジュ・同16位・チャイニーズタイペイ)が対戦した。林昀儒は今大会初戦で日本の水谷隼(同13位・木下グループ)を破っている。

第1ゲーム、終始林のリードで進む。樊も追いすがるが11-7で第1ゲームを林が先取する。

続く第2ゲームは、林のチキータ、カウンターが冴えわたり樊を圧倒する。11-4でこのゲームを取り、ゲームカウントを2-0とし樊にプレッシャーをかける。

第3ゲームは、樊が出だしから3連続得点。そこからリードし続けるが、中盤で林のチキータが樊のフォアを抜き6-7と一点差まで迫る。このまま流れに乗りたい林だが、ここで樊がすかさずタイムアウト。このタイムアウトが功を奏し、11-8で樊が第3ゲームを取り1ゲームを取り返す。

第4ゲーム、樊が3-1とリードを取ると、その後に林が連続得点で3-3と追いつく。そこからは先に樊が1点をとり、林が1点を取り返すというシーソーゲームで5-5となる。次の1点でゲームが大きく動く。林は樊の甘くなったストップをフォアで強打して得点すると、つづけて樊のサービスに対して強烈なフォアフリックで得点。そのまま一気に得点し11-5で第4ゲームを取り、勝利まであと1ゲームとする。なお、このゲーム中に24分が経過し、これ以降のゲームは5点先取のFAST5が適用される。

第5ゲーム、林は樊のサービスに対していきなり強烈なチキータ。ノータッチで抜き、勢いをつけると、そのまま4連続得点。樊に1ポイントも与えず5-0でこのゲームをとった。

これでゲームカウント4-1とし林昀儒が勝利。馬龍(マロン・同5位・中国)に続いて、樊振東にも大金星をあげての劇的な優勝となった。

詳細スコア

〇林昀儒(チャイニーズタイペイ) 4-1 樊振東(中国)
11-7/11-4/8-11/11-5/5-0

▼林昀儒のプロフィール

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