将来期待のヤングジャパン、悲願の中国越えなるか<卓球・アジアジュニア&カデット見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:昨年の団体戦で中国選手を撃破している宇田/提供:ittfworld

大会報道 将来期待のヤングジャパン、悲願の中国越えなるか<卓球・アジアジュニア&カデット見どころ>

2019.09.01

<アジアジュニア&カデット卓球選手権大会 2019年9月2日~2019年9月7日>

9月2日からアジアジュニア&カデット選手権が開催される。世界屈指のハイレベル地域である、アジアの頂点を決める今大会。若手の登竜門のような存在となっており、将来を期待される各国の若手選手が多く出場する。

今回はアジアジュニア&カデット選手権の団体戦の見どころを紹介していく。

>>アジアジュニア&カデット卓球選手権大会 歴代優勝まとめ・男子編

男子ジュニア団体戦見どころ

日本男子は、宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、戸上隼輔(野田学園高)、曽根翔(愛工大名電高)、篠塚大登(愛工大名電高)の4名が団体戦のメンバーとなる。

昨年から団体戦メンバーである宇田、戸上のツインエースを中心に、U18世界ランキング日本人最高位の篠塚、今年のインターハイ団体戦の決勝で2点獲りの大活躍をした曽根が脇を固める布陣となっている。

昨年の同大会準決勝で中国と対戦している日本。敗れはしたものの、宇田が勝利するなど各試合接戦となっており、中国との差は確実に縮まっている。前半戦で取りこぼすことなく中国戦までたどり着けば、中国超えを果たすことも夢ではない。

女子ジュニア団体戦見どころ


写真:経験豊富な長﨑、女子チームを引っ張る存在となる/提供:ittfworld

日本女子は、長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)、木原美悠(JOCエリートアカデミー)、出澤杏佳(大成女子高)、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)の4名が団体戦メンバーとなる。

昨年の同大会でジュニア女子シングルスの部で3位に入賞している木原をエースに、国際大会での経験豊富な長﨑、昨年の同大会でジュニア女子ダブルスの部で2位の小塩、今年の全日本選手権ジュニアの部で優勝したシンデレラガール・出澤と実力・実績共には申し分ないメンバーとなっている。

ここ数年、決勝で中国に敗れている日本女子。4人全員が異なる戦型の個性チームの今回こそは、中国の高い壁を乗り越えたいところである。

>>木原美悠 平成最後の全日本 “シンデレラガール”誕生の裏側

男子カデット団体戦見どころ


写真:国内タイトルを総なめしている松島、アジアでも活躍できるか/提供:ittfworld

日本男子は、鈴木颯(愛工大名電中)、松島輝空(木下グループ)、前出陸杜(松生TTC)の3名が団体戦メンバーとなる。

抜群の安定感で同世代のトップを走り続ける鈴木、7月に開催された第28回東アジアホープス卓球大会で男子シングルスの部で優勝し、ジュニア世代でも活躍しているエース松島、平成30年度全日本卓球選手権大会(カデットの部) 14歳以下男子シングルスの部で優勝している前出という布陣になっている。

昨年の同大会の決勝では、中国をあと一歩のところまで追いつめたカデット日本男子。今回こそは悲願の優勝を目指す。

>>“第2の張本”松島輝空が水谷の「ピン球リフティング」に挑戦 バランス感覚がすごすぎる…

女子カデット団体戦見どころ


写真:メキメキと頭角を現している張本/提供:ittfworld

日本女子は、横井咲桜(ミキハウスJSC)、張本美和(木下グループ)、赤江夏星(貝塚第二中)の3名が団体戦メンバーとなる。

5月に開催されたITTFジュニアサーキット・ポーランドOPで4種目制覇など、国際大会でも活躍している横井、7月に開催された第28回東アジアホープス卓球大会で女子シングルスの部で優勝している張本、3月に開催されたITTFジュニアサーキット・スウェーデンOPで2種目制覇の赤江、と国際大会での実績十分のメンバーとなっている。

昨年は大激戦の末、準決勝で韓国に敗れてしまったカデット日本女子。取りこぼすことなく、中国戦までたどり着けるかが今大会のカギとなる。

>>アジアジュニア&カデット卓球選手権大会 優勝一覧・女子編

文;ラリーズ編集部