写真:早田ひな(写真左・日本生命)と張本智和(写真右・木下グループ)/提供:ittfworld
大会報道 張本/早田、ベスト4ならず 世界王者ペアに屈す<卓球・スウェーデンオープン>
2019.10.04
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 2019年10月1日~10月6日>
4日、スウェーデンOPは大会4日目を迎えた。混合ダブルス決勝トーナメント準々決勝の戦いの火蓋が切って落とされた。
日本からは張本智和(10月世界ランキング5位・木下グループ)/早田ひな(同26位・日本生命)ペアが、中国の許昕(シュシン・同1位)/劉詩雯(リュウスーウェン・同5位)と対戦し、ゲームカウント1-3で敗れた。
>>早田ひなを育てた石田卓球クラブ代表に聞く なぜ中国は卓球が強いのか?
世界選手権チャンピオンの壁厚く
写真:世界選手権2019の劉詩雯(写真手前)・許昕(写真奥)/提供:ittfworld
ジャパンオープン準優勝の実績を持つ張本/早田ペアは、世界選手権チャンピオンの許昕/劉詩雯との試合に臨んだ。
1ゲーム目は、早田のボールを許昕が受ける回りとなった。女子選手の中ではトップクラスの威力を誇る早田のドライブだが、男子のトップに君臨する許昕は苦にせずカウンターを打ち込む。劉詩雯もミスのないプレーを見せ、1ゲーム目は中国ペアが先取した。
2ゲーム目は、対照的に許昕のボールを早田が受ける展開に。6月のジャパンオープンで早田が「今まで対戦してきた選手の中でとったことない」と評していた許昕のドライブが今回も猛威を振るう。だが、中盤から早田も必死で食らいつき、我慢のラリーで日本ペアがデュースを制した。
ゲームカウント1-1で迎えた勝負の3ゲーム目。台の近くに張り付き速い打点でプレーする張本/早田ペアだが、劉詩雯のコースを突く的確なドライブと許昕の後ろからのドライブにミスを誘われる。
後がなくなった4ゲーム目も日本ペアは追いすがるが、世界王者の壁高く、ゲームカウント1-3で苦杯を喫した。
>>「福岡から世界へ」早田、岸川ら生んだ日本卓球界“虎の穴”<石田卓球クラブ#2>
詳細スコア
張本智和/早田ひな 1-3 〇許昕/劉詩雯(中国)
6-11/12-10/7-11/5-11