写真:韓国OPでの水谷隼(木下グループ・写真左)と伊藤美誠(スターツ・写真右)/提供:ittfworld
大会報道 水谷/伊藤、中国ペア撃破 優勝まであと1つ<卓球・スウェーデンオープン>
2019.10.04
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン 2019年10月1日~10月6日>
10月4日、大会4日目を迎えたスウェーデンオープンで混合ダブルスの準決勝が行われた。準々決勝を15分で完勝した水谷隼(10月世界ランキング13位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)が登場。中国ペアとの対戦となったが、ゲームカウント3-1で見事勝利し、決勝進出を決めた。
圧巻のプレーを見せた水谷・伊藤ペアが中国ペアを撃破
写真:中国の林高遠(リンガオユエン・写真左)と王曼昱(ワンマンユ・写真右)/提供:ittfworld
第1ゲーム、水谷・伊藤ペアは前陣で中国ペアを振り回し、序盤からリードを広げる。伊藤が林高遠(リンガオユエン・同4位)の後陣からの強烈なフォアドライブを浴び得点を奪われる展開もあったが、伊藤が変化をつけて水谷が決める攻撃が冴えわたり、11-7でゲームを奪う。
続く第2ゲーム、相手のバック側にボールを集める水谷・伊藤ペアに対し、中国ペアはフォアハンドの回り込みを上手く使って対応。王曼昱(ワンマンユ・同4位)のカウンター攻撃や林高遠のバックハンド攻撃が随所で決まり、水谷・伊藤ペアが7-11でこのゲームを落とし、試合は1-1と互角の展開に。
第3ゲームは、水谷が巧みなコース取りで林高遠のミスを誘うと、伊藤も鋭いツッツキやフリックで王曼昱の攻撃を封じ込め、得点を重ねる。冷静に対処した水谷・伊藤ペアが11-6でこのゲームを奪いゲームカウント2-1と王手をかける。
第4ゲーム、後がなくなった中国ペアが序盤から連続攻撃を仕掛ける展開に。しかし、水谷・伊藤ペアも負けじと前陣でボールをさばいて対応する。最後は伊藤のバック表の変化に林高遠がついていけずミスを重ねて、11-9でゲームを奪い、水谷・伊藤ペアが見事3-1で強敵・中国ペアを下した。
水谷/伊藤はこれで決勝進出。決勝の相手は同じく中国の許昕(シュシン・同1位)と劉詩雯(リュウスーウェン・同5位)ペアで、今年5月の世界選手権大会の混合ダブルスで優勝している。今大会ペアリングの良さが際立つ水谷・伊藤ペアがどのような戦いを見せるのか、期待が高まる。
詳細スコア
〇水谷隼/伊藤美誠 3–1 林高遠/王曼昱(中国)
11-7/7-11/11-6/11-9