文:ラリーズ編集部
<JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会 2019年11月6日~11月10日>
チームワールドカップもとうとう大会最終日、残すは女子決勝のみとなった。対戦カードは日本対中国。大会8連覇中の中国に日本女子が立ち向かう。注目の決勝オーダーは以下の通り。
女子決勝 日本vs中国 オーダー
石川佳純/平野美宇 – 陳夢/劉詩雯
伊藤美誠 – 孫穎莎
平野美宇 – 劉詩雯
石川佳純 – 孫穎莎
伊藤美誠 – 陳夢
注目の決勝戦に向け、中国3選手と日本人選手の対戦成績を調査し各選手の戦績を紹介する。
伊藤美誠
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
VS 孫穎莎 2勝3敗
2014年 アジアカデット卓球選手権 3-2
2018年 ドイツオープン 3-4
2019年 世界卓球選手権 1-4
2019年 スウェーデンオープン 4-2
2019年 ドイツオープン 1-4
VS 陳夢 0勝2敗
2015年 グランドファイナル 1-4
2019年 スウェーデンオープン 3-4
平野美宇
写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
VS 劉詩雯 0勝8敗
2015年 アジア選手権 0-4
2016年 アジアカップ 0-3
2017年 アジア選手権 1-3
2017年 女子ワールドカップ 0-4
2018年 世界卓球選手権(団体戦) 0-3
2018年 ジャパンオープン 0-4
2019年 ジャパンオープン 1-4
2019年 アジア選手権 0-3
石川佳純
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
VS 孫穎莎 1勝4敗
2018年 韓国オープン 4-1
2019年 カタールオープン 0-4
2019年 ジャパンオープン 0-4
2019年 韓国オープン 3-4
2019年 オーストラリアオープン 0-4
伊藤美誠、19歳のライバルに挑む
伊藤は、2番で孫穎莎(スンイーシャ)、5番で陳夢(チェンムン)との対戦が決まっている。伊藤と孫は19歳の同級生で古くはカデット時代から対戦している。直近では10月のスウェーデンオープンで伊藤が4-2で勝利を収め、翌週のドイツオープンでは孫が4-1でリベンジを果たしている。同級生のライバル対決が、チームワールドカップの決勝戦で実現。今大会ではどちらに勝利の女神が微笑むのか。
3番で平野が劉詩雯(リュウスーウェン)と相まみえる。通算成績は0勝8敗と負けが続いている。9月のアジア選手権では団体決勝で敗れており、今大会でリベンジを期す。石川は4番で孫と激突する。直近、オーストラリアオープンでは敗れているが、韓国オープンでは10-9とマッチポイントを握るまで孫を追い詰めている。チャンスも十分にあるだろう。
日曜夜の大一番。東京体育館には満員の観客が詰めかけ、会場のボルテージも最高潮だ。悲願の初優勝に向け、舞台は整った。