文:ラリーズ編集部
<JA全農 2019ITTFチームワールドカップ東京大会 2019年11月6日~11月10日>
9日、東京五輪のテスト大会と位置付けられたチームワールドカップの女子準決勝が行われ、日本は韓国と対戦した。第1試合のダブルスは、石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)が敗れ、第2試合に伊藤美誠(スターツ)が登場。韓国の21歳・崔孝珠(チェヒョジュ)を3-2で下し、試合を振り出しに戻した。
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伊藤美誠が激戦制す
写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部
第1ゲーム、サウスポーの崔が伊藤のサーブを苦にせず10-3とリードする。そこから伊藤も8-10まで追い上げるが、11-8で崔が先取した。
第2ゲームは打って変わって伊藤のペースに。積極的にフォアスマッシュをコースに打ち分け、ラリーに持ち込ませない。11-3で伊藤がゲームを奪い返した。
第3ゲーム、10-9と先にゲームポイントを握った伊藤だったが、10-10で痛恨のチャンスボールミス。最後もレシーブドライブでノータッチエースを喫した伊藤は、ゲームカウント1-2と後がなくなった。
第4ゲームを11-3で伊藤が奪い、勝負の第5ゲームに試合は突入。なかなか点差の離れない手に汗握るゲームは、5-5から一気に9-5まで突き放した伊藤が逃げ切り、ゲームセット。
昨日の試合後、「東京の舞台でたくさんの方の応援の中で試合できることが本当に楽しみ」と語った伊藤が、大勢の観客の前で大接戦を制し、勝利を掴み取った。
これで日本対韓国は1-1のイーブンに。第3試合は平野美宇と田志希のTリーグ・日本生命レッドエルフのチームメート対決だ。
詳細スコア 日本 1-1 韓国
写真:崔孝珠(韓国)/撮影:ラリーズ編集部
石川佳純/平野美宇 1-3 〇田志希/申裕斌
7-11/8-11/11-7/10-12
〇伊藤美誠 3-2 崔孝珠
8-11/11-3/10-12/11-3/11-6
平野美宇 – 田志希
伊藤美誠 – 申裕斌
石川佳純 – 崔孝珠