文:ラリーズ編集部
<2019男子ワールドカップ(成都) 2019年11月29日~12月1日>
1日、男子ワールドカップ・3位決定戦が行われ、世界王者・馬龍(マロン・中国)と18歳の神童・林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)が対戦。林昀儒が世界王者とのフルゲームの激闘を制し、見事銅メダルを勝ち取った。
林昀儒、3位決定戦を制す
写真:林昀儒(チャイニーズタイペイ)/提供:ittfworld
両者は国際大会の舞台で過去3度対峙し、馬龍が2勝1敗と勝ち越すものの、直近のT2ダイヤモンド・マレーシア大会では林昀儒が4-2で勝利していた。
今回の対戦、精彩を欠きミスが目立った馬龍。第1ゲームは林昀儒がハーフロングサーブとチキータで主導権を握り、馬龍を圧倒する。続く第2ゲームはデュースとなるが、最後は林昀儒が制し、ゲームカウント2-0とリードを広げる。
しかし第3ゲームからは、馬龍が反撃を開始。ロートスサーブや縦回転系サービスを巧みに混ぜることで、林昀儒のチキータレシーブの質を落とすことに成功し、第3、第4ゲームを連取する。
その後、交互にゲームを奪い合った両者。ゲームカウントは3-3となり、勝負の行方は最終第7ゲームへともつれ込む。
第7ゲーム、序盤は接戦となるが、6-4から林昀儒が5連続ポイント。最後は林昀儒が11-4でこの激闘に終止符を打ち、見事銅メダルを獲得した。
詳細スコア
写真:馬龍(中国)/提供:ittfworld
馬龍(中国)3-4 〇林昀儒(チャイニーズタイペイ)
4-11/11-13/11-8/11-9/8-11/11-5/4-11