写真:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)/木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)ペア/提供:ittfworld
大会報道 長崎/木原の10代ペア、準優勝 中国ペアと熱戦も及ばず<卓球・カタールオープン>
2020.03.07
文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・カタールオープン 2020年3月2日~3月8日>
7日、カタールオープンは大会5日目を迎え、女子ダブルスの決勝戦が行われた。日本からは、2019年グランドファイナル覇者の長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/木原美悠(JOCエリートアカデミー)ペアが登場。中国の王曼昱(ワンマンユ)/朱雨玲(ジュユリン)ペア相手に1-3で敗れ、準優勝となった。
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ダブルみゆう、中国ペアと熱戦を演ずるも及ばず準優勝
写真:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)/木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)ペア/提供:ittfworld
現在女子ダブルス世界ランキング1位に位置する17歳長﨑と15歳木原のペアは、今大会1ゲームしか落とさぬ堂々たるプレーで決勝進出。2019年のグランドファイナル準決勝では、中国の王曼昱(ワンマンユ)/孫穎莎(スンイーシャ)ペアを破りそのまま優勝を果たしている。
一方、相手の中国ペアは、準決勝で東京五輪代表候補の石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアをフルゲームの死闘の末下し、決勝まで勝ち上がった。
ダブルみゆうペアが、石川/平野の敵討ちとできるか注目が集まったこの試合は、序盤から中国ペアが声を出し気合十分の立ち上がりを見せる。相手の威力のあるボール、そして厳しいコースどりに苦しみ、第1ゲームを奪われた。
第2ゲームから、日本ペアが反撃開始。長﨑が中陣から威力のあるドライブを打ち込み、木原が前陣で高速バックハンドを炸裂させる。9-7の場面では木原が思い切ったバックフリックで相手を崩し得点すると、続くゲームポイントで長﨑が強烈なバックハンドを相手コートに突き刺し、ゲームカウント1-1のタイに戻した。
写真:中国の王曼昱(ワンマンユ)/朱雨玲(ジュユリン・写真右)ペア/提供:ittfworld
リードされても笑顔を絶やさないダブルみゆうペアは、第3ゲームも中国ペアの威力あるドライブに食らいつく。4-7では長いラリー戦を制すと、6-8で木原が甘いサーブを見逃さずに攻撃し得点。中国ペアに先にタイムアウトを取らせた。しかし、ここで流れを渡さないのが卓球帝国・中国。強烈なドライブを連発しこのゲームを奪い、勝利に王手をかけた。
追い込まれた日本ペアは、第4ゲーム、木原が前陣を死守しリードを奪うも、中国ペアに差を詰められ6-5の場面でタイムアウト。お互い好プレーを連発し9-9と競り合うも、次の一本で王曼昱が強烈なチキータでレシーブエースをとる。最後はミドルをつかれた長﨑のバックドライブがネットにかかり、中国ペアの勝利が決まった。
敗れはしたものの、ダブルみゆうペアは中国ペアと熱戦を展開。価値ある準優勝となった。
詳細スコア
長﨑美柚/木原美悠 1-3 ○王曼昱/朱雨玲
4-11/11-7/8-11/9-11