文:ラリーズ編集部
10日、ドイツの卓球ブンデスリーガは、延期となっていたプレーオフを開催し、レギュラーシーズン1位のザールブリュッケンが4位のブレーメンを3-0で下し、決勝進出を決めた。
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フランチスカがファルク下す活躍
例年準決勝は3戦行われ、2勝したチームが決勝に駒を進めていたが、今回は1試合制となる。また、最終5番のダブルスの代わりにシングルスが適応されることや、ゲームごとのコートチェンジも行われないなど、新型コロナウイルスの感染予防による措置がとられている。
無観客での開催となった10日のプレーオフでは、ザールブリュッケンがストレートで勝利した。
尚坤(シャンクン・中国)がトップでキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)を下すと、2番では、パトリック・フランチスカ(ドイツ)が、2019年世界選手権準優勝のマティアス・ファルク(スウェーデン)を完封し勝負あり。
3番では成長著しいスロベニアのダルコ・ヨルジッチが、マルセロ・アギーレ(パラグアイ)にゲームカウント3-1で勝利し、決勝進出を決めた。
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:ittfworld
勝利したフランチスカは「マティアス戦で、自分のゲームプランがうまくいったことを嬉しく思う。ここ数週間で彼のゲームを分析していたからね」と事前の対策が功を奏したことを明かした。続けて「日曜日の決勝戦を楽しみにしているよ」と優勝に向けても意気込んだ。
現地時間11日午後1時からはレギュラーシーズン2位のボルシア・デュッセルドルフと3位のオクセンハウゼンが準決勝を戦い、勝者が14日の決勝でザールブリュッケンと相まみえる。
プレーオフ準決勝試合結果
ザールブリュッケン 3-0 ブレーメン
〇尚坤 3-1 キリル・ゲラシメンコ
〇パトリック・フランチスカ 3-0 マティアス・ファルク
〇ダルコ・ヨルジッチ 3-1 マルセロ・アギーレ