昨季王者、大逆転 カルデラノがエース対決制す<卓球 ブンデスリーガ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ボルを下したウーゴ・カルデラノ/提供:ittfworld

大会報道 昨季王者、大逆転 カルデラノがエース対決制す<卓球 ブンデスリーガ>

2020.06.12

文:ラリーズ編集部

11日、ドイツの卓球リーグ・ブンデスリーガでは、10日に引き続きプレーオフが開催され、レギュラーシーズン3位のオクセンハウゼンが2位のボルシア・デュッセルドルフに逆転勝利を収め、決勝進出を決めた。

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昨季王者が意地の大逆転

例年準決勝は3戦行われ、2勝したチームが決勝に駒を進めていたが、今回は1試合制となる。また、最終5番のダブルスの代わりにシングルスが適応されることや、ゲームごとのコートチェンジも行われないなど、新型コロナウイルスの感染予防による措置がとられている。


写真:ティモ・ボル(ドイツ)/提供:ittfworld

試合は、トップでティモ・ボル(ドイツ・最新世界ランキング10位)がシモン・ゴジ(フランス・同19位)を下し、ボルシア・デュッセルドルフが先制する。続く2番では、クリスチャン・カールソン(スウェーデン・同24位)が、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル・同6位)に金星をあげ、ボルシア・デュッセルドルフが王手をかけた。

しかし、ここから昨季のチャンピオン・オクセンハウゼンの反撃が始まる。今シーズン限りでチームを去るヤコブ・ディアス(ポーランド・同64位)が勝利し反撃の狼煙をあげると、“ブラジルの至宝”カルデラノが“ドイツの皇帝”ボルを、ゴジがカールソンを下し、3連勝で大逆転。決勝への切符を掴み取った。


写真:シモン・ゴジ(フランス)/提供:ittfworld

試合後カルデラノは「ティモとの試合では運が良かった。この勝利にはとても満足しているよ」と満足気なコメントを残した。また、ゴジも「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれた 。今は日曜日の決勝戦が楽しみだよ」と決勝に向けて意気込んだ。

現地時間14日に行われる決勝は、ザールブリュッケンとオクセンハウゼンの組み合わせとなった。シーズン1位のザールブリュッケンが意地を見せるか、昨季のチャンピオン・オクセンハウゼンが連覇を果たすのか。目が離せない。

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プレーオフ準決勝試合結果

ボルシア・デュッセルドルフ 2-3 オクセンハウゼン

〇ティモ・ボル 3-0 シモン・ゴジ
〇クリスチャン・カールソン 3-1 ウーゴ・カルデラノ
アントン・ケルベリ 2-3 〇ヤコブ・ディアス
ティモ・ボル 2-3 〇ウーゴ・カルデラノ
クリスチャン・カールソン 0-3 〇シモン・ゴジ