文:ラリーズ編集部
<卓球・東京五輪模擬大会(中国)8月8日~21日>
13日、中国で行われている東京五輪模擬大会の大会6日目が終了し、女子シングルスで孫穎莎(スンイーシャ・最新世界ランキング2位)が優勝を果たした。
許昕(シュシン)と組んだ混合ダブルスでも優勝している孫穎莎は、これで2冠達成となった。
>>孫穎莎(スンイーシャ)の使用用具・大会成績・プロフィール
19歳の若武者が2冠達成
孫穎莎は、日本の伊藤美誠(スターツ)や平野美宇、早田ひな(ともに日本生命)と同世代のいわゆる“黄金世代”の選手だ。2017年に行われた世界ジュニアでは、女子シングルスと女子団体で優勝を飾り、同じく2017年のジャパンオープンでワールドツアー初優勝を果たし、頭角を現した。
写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:ittfworld
すでに中国の中心選手となっている孫穎莎は、今大会準決勝で王藝迪(ワンイーディ・同12位)を4-1で下すと、決勝で王曼昱(ワンマンユ・同5位)をフルゲームの末下し、見事金メダルに輝いた。
写真:王藝迪(中国)/撮影:ラリーズ編集部
また、3位決定戦では、世界ランク1位の陳夢(チェンムン)に王藝迪(ワンイーディ)が勝利している。これにより優勝が19歳の孫穎莎、準優勝が21歳の王曼昱、3位が23歳の王藝迪となった。
写真:王曼昱(中国)/撮影:ラリーズ編集部
29歳の世界女王・劉詩雯(リュウースーウェン)、30歳のリオ五輪金メダリストの丁寧(ディンニン)は欠場しているが、中国女子の次世代を担う若手勢が上位を占める結果となった。
女子シングルス結果
準決勝
陳夢 2–4 〇王曼昱
王藝迪 1–4 〇孫穎莎
3位決定戦
陳夢 3-4 〇王藝迪
決勝
王曼昱 3-4 〇孫穎莎
男子シングルス準決勝結果
樊振東 2–4 〇梁靖崑
〇王楚欽 4–0 徐晨皓