ドイツ勢とフランス勢で男女V独占<卓球・ヨーロッパユースTOP10> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:アネット・カウフマン/提供:ittfworld

大会報道 ドイツ・フランス勢で男女V独占<卓球・ヨーロッパユースTOP10>

2020.10.14

文:ラリーズ編集部

<ヨーロッパユースTOP10 2020年10月9日~10月11日>

10月9〜11日にかけて、ドイツ・ベルリンでヨーロッパユースTOP10が行われた。この大会はヨーロッパのジュニア、カデットの年代の有力選手が招待され(今年度は各カテゴリー6~9名程度)、総当たりのリーグ戦で順位を決するルールとなっており、年に1度開催されている。今大会はドイツ勢とフランス勢で男女Vを独占する結果となった。

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カデット女子はアネット・カウフマンが優勝

本大会最多の9名がエントリーしたカデット女子では、成長著しい地元ドイツのアネット・カウフマンが8勝1敗で優勝をつかんだ。「昨年度のオランダ大会では惜しくも準優勝だったため注目もありとても緊張していたが、優勝できてよかった」と昨年を雪辱を果たし満足げなコメントを残した。

また3位にはウェールズのハーシーがランクイン。これは本大会でのウェールズ史上最高順位となった。彼女の今後の活躍にも期待がかかる。

カデット男子はルブランが優勝、ルーマニア勢の活躍も光る


写真:ルブラン/提供:ittfworld

カデット男子ではペンホルダーのルブラン(フランス)が6勝1敗で優勝した。また、準優勝のチリタ、3位のイストラテ、4位のモビレアヌはいずれもルーマニアの選手がランクインし、ルーマニア勢の活躍も光った。

ジュニア女子はパヴァデが全勝優勝


写真:パヴァデ/提供:ittfworld

ジュニア女子では、今後のフランス女子卓球界を担う逸材・パヴァデが他を圧倒し全勝優勝を果たし、ジュニア男子では、地元ドイツのシュトゥンパーが全勝優勝で連覇を果たした。


写真:シュトゥンパー/提供:ittfworld

シュトゥンパーは「昨年度優勝という重圧から体調を崩し、練習を再開できたのは大会直前だった。試合をこなすごとにコンディションを上げることができ、自信をつけていったことが優勝につながった」とコメントしている。

最終順位

カデット女子シングルス

優勝:カウフマン(ドイツ)
準優勝:ルツ(フランス)
3位:ハーシー(ウェールズ)

カデット男子シングルス

優勝:ルブラン(フランス)
準優勝:チリタ(ルーマニア)
3位:イストラテ(ルーマニア)

ジュニア女子シングルス

優勝:パヴァデ(フランス)
準優勝:キセル(ベラルーシ)
3位:ザハリア(ルーマニア)

ジュニア男子シングルス

優勝:シュトゥンパー(ドイツ)
準優勝:コソロスキー(ベルギー)
3位:デグロス(ベルギー)

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