文:ラリーズ編集部
<ドイツブンデスリーガ第4節、13節 1月13日、15日>
2020-2021シーズンのドイツ・ブンデスリーガ第4節と第13節が開催され、リーグ最下位に沈むグレンツァオが今シーズン初勝利を挙げた。
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45歳の大ベテランが値千金の勝利
今シーズン未勝利でリーグ最下位に沈むグレンツァオは、11位のバート・ホンブルグと対戦した。リーグ下位に位置するチーム同士の対決は、最下位のグレンツァオが1番、2番シングルスに勝利する展開となり、3番シングルスにはグレンツァオからアレクサンダー・カラカセビッチ(セルビア)が出場した。
写真:アレクサンダー・カラカセビッチ/提供:ittfworld
カラカセビッチは45歳のセルビア代表選手で、過去5度の五輪参加経験のある大ベテラン。試合は、お互いにゲームを取り合うシーソーゲームになり、最終第5ゲームまでもつれ込む。
しかし、カラカセビッチは焦ることなく着実にブロックやロビング点を重ね、最後は逆チキータからのバックカウンターを相手のミドルに叩き込み、勝利。ベテランの貫禄を見せつけ、グレンツァオを今シーズン初勝利に導いた。
王熹が難敵2人を撃破
グリュンヴェッターズバッハはフルダ・マーバーツェルと対戦した。
写真:王熹/提供:ittfworld
この試合では、2番シングルスと4番シングルスに出場した、王熹(ワンシ・ドイツ)が活躍した。2番シングルスでは、ムン・ファンボー(ドイツ)、4番シングルスではルーウェン・フィルス(ドイツ)とぶつかり、特にフィルスは王熹と同じくカットマン。難しい試合になることが予想されたが、それぞれマッチカウント3-1と3-2で王熹が勝利。2点取りの活躍で、グリュンヴェッターズバッハの上位進出に貢献した。
2020-2021 ドイツブンデスリーガ第4節 結果
〇ミュールハウゼン 3-2 オクセンハウゼン
〇ダニエル・ハーベソン(オーストリア)3-0 カナック・ジャー(アメリカ)
〇オビディウ・イオネスク(ルーマニア)3-2 シモン・ゴジ(フランス)
ステファン・メンゲル(ドイツ)0-3 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
ダニエル・ハーベソン 2-3 シモン・ゴジ〇
〇オビディウ・イオネスク/Lubomir Jancarik(クロアチア)3-2 Samuel Kulczycki(ポーランド)/ウーゴ・カルデラノ
2020-2021 ドイツブンデスリーガ第13節 結果
〇グレンツァオ 3-0 バート・ホンブルグ
〇Ioannis Sgouropoulos(ギリシャ)3-1 Lev Katsman(ロシア)
〇クリスチャン・プレテア(ルーマニア)3-0 グスターボ・ツボイ(ブラジル)
〇アレクサンダー・カラカセビッチ 3-2 Rares Sipos(ルーマニア)
〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ブレーメン
〇アントン・ケルベリ(スウェーデン)3-0 マルセロ・アギーレ(パラグアイ)
〇クリスチャン・カールソン(スウェーデン)3-0 マティアス・ファルク(スウェーデン)
〇リチャード・ワルザー(ドイツ)3-1 キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)
〇ザールブリュッケン 3-0 オクセンハウゼン
〇ダルコ・ヨルジッチ(クロアチア)3-2 Maciej Kubik(ポーランド)
〇尚坤(シャンクン・中国) 3-0 カナック・ジャー
〇パトリック・フランチスカ(ドイツ)3-1 Samuel Kulczycki(ポーランド)
〇グリュンヴェッターズバッハ 3-1 フルダ・マーバーツェル
〇邱党(キュウダン・ドイツ)3-1 ルーウェン・フィルス
〇王熹 3-1 ムン・ファンボー
デニ・コズル(スロベニア)1-3 クアドリ・アルナ(ナイジェリア)〇
〇王熹 3-2 ルーウェン・フィルス
〇ミュールハウゼン 3-1 ノイ・ウルム
〇ダニエル・ハーベソン 3-1 ウラジミール・シドレンコ(ロシア)
ステファン・メンゲル 2-3 エマニュエル・ルベッソン(フランス)〇
〇オビディウ・イオネスク 3-1 ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)
〇ダニエル・ハーベソン 3-0 エマニュエル・ルベッソン
ケーニヒスホーフェン 3-2 ベルグノイシュタッド
Filip Zeljko(クロアチア)1-3 ベネディクト・デューダ(ドイツ)〇
〇バスティアン・シュテガー(ドイツ)3-0 ステファン・フェゲル(オーストリア)
キリアン・オート(ドイツ)2-3 アルバーロ・ロブレス(スペイン)〇
〇バスティアン・シュテガー 3-1 ベネディクト・デューダ
〇キリアン・オート/Filip Zeljko 3-2 アルバーロ・ロブレス/ステファン・フェゲル