樊振東がリベンジV 王曼昱は前回女王破り初優勝<卓球 直通WTT大満貫・世界選手権> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:樊振東と王曼昱/提供:ittfworld

大会報道 樊振東がリベンジV 王曼昱は前回女王破り初優勝<卓球 直通WTT大満貫・世界選手権>

2021.06.07

文:ラリーズ編集部

<直通WTT大満貫・世界選手権 河南省南陽市 5月26日~30日>

5月26〜30日に河南省南陽市で、直通WTT大満貫・世界選手権の第2ラウンドが行われ、男子シングルスで樊振東(ファンジェンドン)、女子シングルスで王曼昱(ワンマンユ)が優勝を果たした。

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男子シングルス総括

男子シングルス決勝には、樊振東と許昕(シュシン)が勝ち上がった。


写真:樊振東(ファンジェンドン)/提供:ittfworld

樊振東は第1ラウンドでは惜しくも決勝で敗れ、許昕(シュシン)は前回大会ではまさかの予選リーグ敗退。そんなリベンジに燃える両選手の一戦は、許昕が第2、第3、第4ゲームを連取し、早々に王手をかける。しかし、後がなくなった樊振東が、第5ゲームから怒涛の反撃を見せる。第5、第6ゲームを連取し、最終第7ゲームも11-8で勝利。フルゲームの熱戦を制した樊振東が、嬉しい初優勝を果たした。


写真:徐晨皓(シュチェンホウ)/提供:ittfworld

また、第1ラウンド同様、第2ラウンドでも世界ランキング上位の選手以外の台頭が目立った。中でも、準々決勝で馬龍(マロン)にゲームカウント4-2で勝利し、ベスト4に入賞した徐晨皓(シュチェンホウ)は、今大会の台風の目となった。2013年のジャパンオープンを18歳の若さで準優勝して以降、国際舞台で大きな結果を残すには至らなかった徐晨皓だが、今回の結果を糧として、今後国際大会で結果を残せるかに注目が集まる。

男子シングルス結果


写真:許昕(シュシン)/提供:ittfworld

優勝:樊振東
準優勝:許昕
3位:王楚欽(ワンチューチン)、徐晨皓

女子シングルス総括

女子シングルス決勝には、王曼昱と陳夢(チェンムン)が勝ち上がった。


写真:王曼昱(ワンマンユ)/提供:ittfworld

陳夢は第1ラウンドで孫穎莎を破り優勝を果たしており、今大会も決勝まで危なげないプレーで勝ち上がってきた。決勝戦でも第1ゲームを11-7で先取し、上手くゲームに入ったかに思われたが、第2ゲームから王曼昱が2度のデュースを制して3ゲームを連取し、一気に流れを変える。第5ゲームは陳夢がなんとかモノにするが、そこから流れを変えることはできない。そのまま王曼昱が第6ゲームを制し、ゲームカウント4-2で大会初優勝を飾った。

女子シングルス結果


写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:ittfworld

優勝:王曼昱
準優勝:陳夢
3位:何卓佳(フーズオジャー)、孫穎莎(スンイーシャ)

ダブルス総括

第1ラウンドでは混合ダブルスのみの開催だったが、今大会はで男女ダブルスも合わせて開催。男子ダブルスでは、馬龍/許昕ペアが樊振東/王楚欽ペアにゲームカウント3-1、女子ダブルスでは孫穎莎/王曼昱ペアが劉詩雯(リュウスーウェン)/陳夢ペアにゲームカウント3-0で勝利し、それぞれ初優勝を果たした。


写真:王楚欽(写真左)と孫穎莎/提供:ittfworld

東京五輪代表の劉詩雯/許昕ペアが出場する注目の混合ダブルスでは、その劉詩雯/許昕ペアと王楚欽/孫穎莎ペアが決勝に勝ち上がった。第1ラウンドでは優勝を果たせなかった劉詩雯/許昕ペアとしては、是が非でも勝利を掴み取りたいところ。その気迫もあって、劉詩雯/許昕ペアは第1、第3、第4ゲームを奪い、先に王手をかける。

しかし、第5ゲームを王楚欽/孫穎莎ペアが14-12のデュースで制すると、そこからペースは王楚欽/孫穎莎ペアに傾き始める。第6ゲームを制し、最終第7ゲームも11-9で王楚欽/孫穎莎ペアが勝利。フルゲームの熱戦を制し、王楚欽/孫穎莎ペアが大会初優勝を飾った。

男子ダブルス結果

優勝:馬龍/許昕
準優勝:樊振東/王楚欽
3位:周啓豪/林詩棟、梁靖崑/孫聞

女子ダブルス結果


写真:孫穎莎(写真右)と王曼昱/提供:ittfworld

優勝:孫穎莎/王曼昱
準優勝:劉詩雯/陳夢
3位:陳幸同/銭天一、蒯曼/石洵瑶

混合ダブルス結果


写真:劉詩雯(写真右)と許昕/提供:ittfwirld

優勝:王楚欽/孫穎莎
準優勝:劉詩雯/許昕
3位:林詩棟/蒯曼、于子洋/王曼昱

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