平野美宇、東京五輪金メダリストに迫るも一歩及ばず 女子日本代表は団体で銀メダル獲得<杭州アジア競技大会卓球競技> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:女子日本代表/提供:ロイター/アフロ

大会報道 平野美宇、東京五輪金メダリストに迫るも一歩及ばず 女子日本代表は団体で銀メダル獲得<杭州アジア競技大会卓球競技>

2023.09.26

文:ラリーズ編集部

<第19回アジア競技大会卓球競技 日程:9月22日~10月2日 場所:杭州(中国)>

9月26日、第19回アジア競技大会卓球競技は大会5日目を迎え、女子日本代表が団体決勝に出場した。

中国に迫るも一歩及ばず

日本代表は決勝で中国代表と対戦。第1マッチには早田ひな(日本生命)と孫頴莎(スンイーシャ)が出場した。

今年7月のWTTスターコンテンダーリュブリャナ以来2か月ぶりの対戦となったこの試合は、孫頴莎(スンイーシャ)が第1ゲームを先制し、第2ゲームもデュースの末連取する展開に。追い詰められた早田だが、第3ゲームからは孫頴莎と互角に渡り合い、第3ゲームを11-8で奪取。第4ゲームも接戦となるが、最後は孫頴莎が取り切り、ゲームカウント3-1で孫頴莎が勝利。中国代表が1勝目を挙げる。

第2マッチでは平野美宇(木下グループ)と陳夢(チェンムン)が対戦。第1ゲームはデュースの末落とすも、第2、第3ゲームを平野が連取し、中国相手に先に王手をかける。しかし、陳夢は第4ゲームをものにすると、そのままの勢いで第5ゲームも奪取。東京五輪金メダリストの意地を見せた陳夢が白星を挙げ、中国代表が優勝に王手をかける。

もう1マッチも落とせなくなった日本代表は、第3マッチに張本美和(木下アカデミー)を起用。中国代表からは先日のアジア選手権で優勝を飾った王曼昱(ワンマンユ)が出場した。


写真:王曼昱(ワンマンユ)/提供:WTT

張本は第1ゲームを先取して好スタートを切るも、第2、第3ゲームを王曼昱に奪われ、追い詰められる。第4ゲームは張本がペースを掴み、10-6と先にゲームポイントを握るが、そこから王曼昱が怒涛の追い上げを見せて、デュースにもつれこむ。最後は王曼昱が13-11で制し、ゲームカウント3-1で王曼昱が勝利。

この時点でマッチカウント3-0となり、中国代表の金メダルが確定。57年ぶりの金メダルを狙った日本は、惜しくも銀メダルに終わった。

女子団体決勝

日本 0-3 中国〇

早田ひな(日本生命)1-3 孫頴莎(スンイーシャ)〇
6-11/10-12/11-8/9-11

平野美宇(木下グループ)2-3 陳夢(チェンムン)〇
10-12/11-8/11-7/8-11/5-11

張本美和(木下アカデミー)1-3 王曼昱(ワンマンユ)〇
11-6/4-11/7-11/11-13

早田ひな(日本生命)- 陳夢(チェンムン)

平野美宇(木下グループ)- 孫頴莎(スンイーシャ)

日本代表選手出場種目

男子団体

張本智和(智和企画)
吉村真晴(TEAM MAHARU)
戸上隼輔(明治大)
及川瑞基(木下グループ)
松下大星(クローバー歯科カスピッズ)

女子団体

早田ひな(日本生命)
平野美宇(木下グループ)
木原美悠(木下グループ)
長﨑美柚(木下グループ)
張本美和(木下アカデミー)

男子シングルス

張本智和(智和企画)
吉村真晴(TEAM MAHARU)

女子シングルス

早田ひな(日本生命)
平野美宇(木下グループ)

男子ダブルス

吉村真晴(TEAM MAHARU)/戸上隼輔(明治大)
及川瑞基(木下グループ)/松下大星(クローバー歯科カスピッズ)

女子ダブルス

平野美宇/長﨑美柚(木下グループ)
木原美悠(木下グループ)/張本美和(木下アカデミー)

混合ダブルス

張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)
戸上隼輔(明治大)/木原美悠(木下グループ)

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