文:ラリーズ編集部
7日、ドイツブンデスリーガ所属チームによって争われるドイツカップの準決勝、決勝が行われ、ボルシア・デュッセルドルフが28度目の優勝を飾った。
ボルシア・デュッセルドルフが28度目の戴冠
準決勝では、ボルシア・デュッセルドルフがグリュンヴェッターズバッハをマッチカウント3-1で、ザールブリュッケンがオクセンハウゼンをマッチカウント3-2でそれぞれ下し、決勝に駒を進めた。会場には5000人の観客が集まり、優勝争いの行方を目に焼き付けた。
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/提供:WTT
決勝の第1マッチでは、デュッセルドルフから邱党(キュウダン・ドイツ)、ザールブリュッケンから村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)が出場。カットと攻撃のオールラウンドプレーを見せた村松だったが、精密なカット打ちを見せた邱党がゲームカウント3-0で勝利し、デュッセルドルフが先制した。
写真:アントン・ケルベリ(スウェーデン)/提供:WTT
第2マッチでは、今季ブンデスリーガで10勝を上げているアントン・ケルベリ(スウェーデン)と、パトリック・フランチスカ(ドイツ)の対戦に。準決勝では単複2勝を上げ、ザールブリュッケン決勝進出の立役者となったフランチスカに対し、コースの厳しいバックハンドで終始主導権を握ったケルベリがゲームカウント3-0で勝利。デュッセルドルフがマッチカウント2-0とリードを広げた。
写真:ティモ・ボル(ドイツ)/提供:WTT
優勝に王手をかけたデュッセルドルフは、第3マッチに“ドイツの皇帝”ティモ・ボルを起用。ザールブリュッケンのダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)と対戦した。
威力ある両ハンドで得点を奪うヨルジッチと、台上技術やブロックなどの巧みな技術で得点を重ねるボルの勝負は、最終第5ゲームまでもつれる展開に。最終ゲームでも接戦が予想されたが、9連続ポイントで完全にペースを握ったボルが最終ゲームでヨルジッチを圧倒し、11-2で勝利。
ボルの勝利でマッチカウント3-0としたデュッセルドルフが、通算28度目のドイツカップ優勝を決めた。
ドイツカップ準決勝
〇ボルシア・ドュッセルドルフ 3-0 グリュンヴェッターズバッハ
〇アントン・ケルベリ(スウェーデン)3-1 デニ・コズル(スロベニア)
邱党(キュウダン・ドイツ)0-3 ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)〇
〇ティモ・ボル(ドイツ)3-0 リカルド・ワルサー(ドイツ)
〇アントン・ケルベリ(スウェーデン)3-2 ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)
〇ザールブリュッケン 3-2 オクセンハウゼン
〇ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)3-2 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)1-3 アルバーロ・ロブレス(スペイン)〇
〇パトリック・フランチスカ(ドイツ)3-2 シモン・ゴジ(フランス)
セドリック・メイスナー(ドイツ)0-3 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)〇
〇パトリック・フランチスカ/セドリック・メイスナー(ドイツ)3-0 アルバーロ・ロブレス(スペイン)/シモン・ゴジ(フランス)
ドイツカップ決勝
〇ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ザールブリュッケン
〇邱党(キュウダン・ドイツ)3-0 村松雄斗(鹿児島県スポーツ協会)
〇アントン・ケルベリ(スウェーデン)3-0 パトリック・フランチスカ(ドイツ)
〇ティモ・ボル(ドイツ)3-2 ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)