文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>
WTTスターコンテンダードーハの男子シングルス準決勝に張本智和(木下グループ・世界ランキング5位)が登場し、ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ・同10位)にゲームカウント4-2で勝利した。
張本智和 vs ドミトリ・オフチャロフ
写真:張本智和(木下グループ)/提供:新華社/アフロ
男子シングルスで日本勢唯一の勝ち残りの張本。準々決勝では過去にTリーグでも活躍し、韓国の五輪代表でもある鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)を打ち破り、準決勝に進出している。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld
一方、ドイツ代表のオフチャロフは、ロンドン五輪シングルス・団体で銅メダルを獲得した実力者だ。独特のモーションから繰り出されるバックサーブを武器に、パワフルな両ハンド攻撃を特徴としている。
両選手は直近のWTTコンテンダードーハの準決勝で対戦しており、ゲームカウント4-2でオフチャロフが勝利。そのままオフチャロフがWTTコンテンダードーハを制している。
前回大会のリベンジマッチに臨んだ張本
試合は、オフチャロフのパワーと張本の守備が光る。第1ゲームはオフチャロフのバックサービスからの強烈なバックドライブに張本は苦戦し、8-11で落としてしまう。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld
バック対バックの展開で失点を重ねていた張本は、積極的にオフチャロフのフォア側を突いていき、第2ゲームは11-8で張本が取り返した。第3ゲーム、再びオフチャロフがバックサービスからの展開を見せるが、張本のサービスからのパターンが良く、11-8で張本が連取した。
写真:張本智和(木下グループ)/提供:新華社/アフロ
第4ゲームのデュースはオフチャロフに軍配が上がるが、第5ゲームは張本が奪い返し、ゲームカウントは3-2で張本がリードする。見ごたえ十分なラリーが連発される試合は、目まぐるしく流れが移り変わるが、第6ゲームを0-5から逆転した張本が見事リベンジ。オフチャロフとの好ラリー戦を制し、決勝進出を決めた。
男子シングルス準決勝
〇張本智和 4-2 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
8-11/11-8/11-8/11-13/11-7/11-7
張本智和インタビュー
写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ