文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>
WTTスターコンテンダードーハの女子シングルス準決勝に伊藤美誠(スターツ・世界ランキング2位)が登場し、田志希(チョンジヒ・韓国・同15位)にゲームカウント4-1で勝利した。
伊藤美誠 vs 田志希
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:新華社/アフロ
直前のWTTコンテンダードーハで優勝した伊藤は、今大会も準決勝まで勝ち進んできた。3回戦で大藤沙月(四天王寺高)、準々決勝でアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)を下している。
対する田志希は、Tリーグでのプレー経験もあるサウスポーだ。Tリーグでのプレー経験もあり、東京五輪韓国代表にも選出されている。2019年チームワールドカップでは平野美宇/石川佳純ペアに勝利したダブルスの名手でもある。
写真:田志希/提供:ittfworld
両者の対戦成績は3勝0敗で伊藤が勝ち越しており、直近は2020年の女子W杯でゲームカウント4-1で伊藤が勝利している。
日韓五輪代表対決
いきなり伊藤の2連続サービスエースで戦いの火ぶたが切って落とされた女子シングルス準決勝。第1ゲームは伊藤が圧倒して11-5で先取した。第2ゲームは田志希もラリーで食らいつき、長くデュースが続く。しかし、最後はここでも伊藤のサービスエースが炸裂し、17-15と伊藤が連取した。
写真:田志希(韓国)/提供:ittfworld
第3ゲームは逆転で奪われた伊藤だが、しっかりと切り替える。またしてもサービスが効き始め、第4ゲームは11-5と圧倒する。相手が慣れてきたと見れば、少しずつサービスやレシーブに変化をつけ、再び突き放す伊藤。第5ゲームもデュースとなるが我慢の展開でしっかりと取り切り、ゲームカウント4-1で伊藤が決勝進出を決めた。
2大会連続優勝に王手をかけた伊藤は、決勝ではエリザベタ・サマラ(ルーマニア)と馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)の勝者と対戦する。
女子シングルス準決勝
〇伊藤美誠 4-1 田志希(韓国)
11-5/17-15/9-11/11-5/15-13