文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
27日、東京五輪の卓球競技は4日目を迎え、男女シングルスの3,4回戦が行われた。日本女子の石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)はそれぞれ勝利し、準々決勝進出を決めるも、日本男子の張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)はそれぞれ4回戦で敗れ、ベスト16で姿を消した。
男女で明暗分かれる
写真:丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)/提供:ITTF
男子シングルス3回戦に臨んだ丹羽は、ワン・ヤン(スロバキア)を相手に見事なカット打ちを見せ、4回戦に進出した。しかし、4回戦ではロンドン五輪銅メダリストのドミトリ・オフチャロフの強打の前に沈み、ゲームカウント1-4で敗れた。
また、金メダル候補に挙げられていた張本は、4回戦でダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)と対戦。スロベニアの22歳の鋭いバックハンドドライブに手を焼き、フルゲームの末、苦杯をなめた。
写真:石川佳純(全農)/提供:新華社/アフロ
女子シングルスでは、石川がソフィア・ポルカノバ(オーストリア)に快勝し、9年ぶりの五輪ベスト8に入ると、伊藤はユ・フ(ポルトガル)、サウェータブット・スターシニー(タイ)を連破し、順当に準々決勝進出を決めた。
準々決勝で石川は、Tリーグ・日本生命レッドエルフでも活躍する于梦雨(ユモンユ・シンガポール)と、伊藤は韓国のサウスポー田志希(チョンジヒ)と対戦する。
写真:于梦雨(ユモンユ・シンガポール)/提供:ITTF
石川と于梦雨は通算8勝7敗とほぼ互角、伊藤と田志希は2021年のWTTスターコンテンダードーハを含め伊藤の4勝0敗と相性的には良い。しっかりと勝ち上がり4強に入れるか注目だ。
28日 日本選手試合予定
10:00~ 女子シングルス準々決勝
石川佳純 – 于梦雨(ユモンユ・シンガポール)
15:30~ 女子シングルス準々決勝
伊藤美誠 – 田志希(チョンジヒ・韓国)