日本男子唯一の勝ち残り 戸上隼輔「自分ももっと強くならないといけない」<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 日本男子唯一の勝ち残り 戸上隼輔「自分ももっと強くならないといけない」<世界卓球2021>

2021.11.25

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

24日、世界選手権は2日目を迎え、男子シングルス2回戦に戸上隼輔(明治大学)が登場、ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)をゲームカウント4-1で下し、3回戦進出を決めた。勝利した戸上は、3回戦で王楚欽(ワンチューキン・中国)と対戦する。

日本男子は張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)、宇田幸矢(明治大学)、森薗政崇(BOBSON)が敗れたため、戸上が唯一の勝ち残りとなっている。

試合後、戸上が報道陣の質問に答えた。

戸上隼輔コメント

試合の振り返り

納得のいくプレーは出せたんですけど、(ゲームカウント)3-0でリードした時に、自分の弱さが出てしまって、簡単に(4ゲーム目)取られてしまった。でも、最後のゲームは良いプレーができたと思います。

ガルドシュ選手はサービス、レシーブが非常に上手くて、台上技術が巧みな選手なので、そこでミスしないようにやろうと思いました。

日本男子唯一の勝ち残りとなっているが

張本選手はすでに世界で活躍していて、日本を背負っている選手だと思っているので、それに続かないと張本選手にプレッシャーを感じさせてしまう。団体戦になったときに2番手、3番手として続かないといけない。

張本選手には本当に引っ張ってもらっているんですけど、自分も続かないといけない、自分ももっと強くならないといけないと思っています。次は中国選手とやるんですけど、近づけるチャンスがあるというのは大きいと思います。

国際大会の経験が少ないが、中国選手と当たることに不安は

(3回戦で当たる)王楚欽(ワンチューキン)選手はラリーでのパワーが武器だと思うので、そこを上手く上回っていけたらチャンスがあるんじゃないかと思います。

今回の世界選手権では中国選手と当たる前に(1回戦、2回戦で)負けてしまうんじゃないかと不安もありましたし、今後もチャンスは少ないかもしれない。そこで結果を残せるかは不安です。ただもう“自分が日本を引っ張る”くらいの強い気持ちで(3回戦には)挑みます。

男子シングルス2回戦


写真:戸上隼輔(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

〇戸上隼輔 4-1 ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
11-8/15-13/11-8/4-11/11-8

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