木原、及川らが上位進出を狙う 愛知工業大3選手も参戦<卓球・WTTスターコンテンダードーハ見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

大会報道 木原、及川らが上位進出を狙う 愛知工業大3選手も参戦<卓球・WTTスターコンテンダードーハ見どころ>

2022.03.24

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTスターコンテンダードーハ2022 日時:3月25日~31日 場所:ドーハ>

25日、ドーハでWTTスターコンテンダードーハの幕が開ける。日本からは24日までおコンテンダードーハに出場していた選手に加え、田中佑汰、木造勇人、曽根翔の愛知工業大学の3人が出場する。

今回はWTTスターコンテンダードーハの見どころを解説する。

日本男子見どころ

日本からは神巧也(T.T彩たま)、及川瑞基(木下グループ)、木造勇人(愛知工業大学)、田中佑汰(愛知工業大学)、曽根翔(愛知工業大学)の5人が予選から出場する。

神は18~24日に行われたWTTコンテンダードーハで東京五輪銀メダリストのフランチスカ(ドイツ)を破ってベスト16に入る活躍を見せた。今回はコンテンダードーハベスト4に入ったフランスの新鋭アレクシス・ルブラン(フランス)と劉丁碩(リュウディンシュオ・中国)と同じ予選ブロックに入っており、予選突破に向けて厳しい戦いが続きそうだ。


写真:神巧也(T.T彩たま)/提供:WTT

及川は予選1回戦で世界ランク103位のAmalraj ANTHONY(インド)と当たる。TOP32準優勝以降フィーダードーハ、コンテンダードーハと2大会続けて初戦敗退に終わっている中で強敵相手にまずは初戦突破を目指す。


写真:及川瑞基(木下グループ)/提供:WTT

木造と曽根は同じ予選ブロックに入っており、そのブロックにはコンテンダードーハで優勝した袁励岑(ユエンリィツェン・中国)が入っている。

両者が勝ち上がった場合木造は予選2回戦、曽根は3回戦で当たる。曽根はTリーグで好成績を残して以来初の国際大会となるため、海外選手に対してどのような成績を残すか注目される。

2021/09/20. Men Singles – Qualifying Round 1 at WTT Star Contender Doha 2021 – 22 Sep – 25 Sep 2021 – Lusail Sports Arena – Doha, Qatar.

写真:木造勇人(愛知工業大学)/提供:WTT

田中は予選1回戦で周启豪(ジョウチーホウ・中国)と対戦する。周启豪はWTT大満貫で梁靖崑(リャンジンクン)、馬龍(マロン)、樊振東(ファンジェンドン)らを倒して優勝した経験もあり、中国国内では優れた成績を残している。田中は初戦から難敵となるが予選突破を目指す。


写真:木造勇人/田中佑汰(愛知工業大学)/提供:WTT

またダブルスでは木造/田中ペアが本戦から登場する。

海外男子注目選手

当初は樊振東、馬龍、許昕ら中国のトップ選手もエントリーしていたが、辞退したため中国以外の選手がシードを占めることになった。

第1シードには世界ランク4位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)、第2シードには東京五輪ベスト4の林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)が入り、さらに世界卓球銀メダルのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)らトップ選手が出場しており、誰が優勝してもおかしくない状況となっている。

中でも邱党(キュウダン・ドイツ)はシンガポールスマッシュでベスト8、コンテンダードーハで準優勝と勢いに乗っており本大会での戦いも注目ポイントだ。


写真:キュウダン(ドイツ)/提供:WTT

日本女子見どころ

日本からは木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)、長﨑美柚(日本生命)、森さくら(日本生命)、張本美和(木下卓球アカデミー)の5人が出場する。

木原は3月のTOP32、フィーダードーハ、コンテンダードーハの3大会すべてでベスト4と結果を残しており、今大会も上位進出の有力候補となる。


写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:WTT

木原、長﨑、張本はフィーダードーハとコンテンダードーハで中国選手に敗れており、今回は中国の壁を破って悲願の優勝を狙う。張本と森は予選からの出場で張本は陳熠(チェンイー・中国)、森はJinnipa SAWETTABUT (タイ)と1回戦で対戦する。

また、ダブルスではWTTコンテンダードーハ大会優勝の長﨑/木原ペアが参戦する。

海外女子注目選手

女子も当初エントリーしていた陳夢(チェンムン)、王曼昱(ワンマンユ)、孫穎莎(スンイーシャ)ら中国の主力選手が辞退した。

辞退していない范思琦(ファンシチ)、斉菲(チーフェイ)は予選からの出場になるもののコンテンダードーハでは決勝に残る実力を持っているため、シードに関わらず予選から中国選手が勝ち上がることも十分考えられる。


写真:范思琦/提供:WTT

他では中国香港のエース杜凱琹(ドゥホイカン)やTリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋でプレーしたハン・イン(ドイツ)、韓国の田志希(チョンジヒ)らの上位進出が予想される。

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