王楚欽、孫頴莎が初優勝 波乱続出の大会が閉幕<卓球・WTTチャンピオンズマカオ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:男女シングルス表彰式/提供:WTT

大会報道 王楚欽、孫頴莎が初優勝 波乱続出の大会が閉幕<卓球・WTTチャンピオンズマカオ>

2022.10.24

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャンピオンズマカオ2022 日程:10月19~23日 場所:マカオ(中国)>

24日、WTTチャンピオンズマカオは大会5日目を迎え、男女シングルス決勝が行われた。

中国勢がアベック優勝


写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:WTT

男子シングルス決勝では、樊振東(ファンジェンドン・中国)と王楚欽(ワンチューチン・中国)が対戦。第1ゲームから互いにゲームを奪い合う白熱の展開を見せたこのゲームは、最終第7ゲームを王楚欽が取り切り、ゲームカウント4-3で王楚欽が勝利。WTTチャンピオンズ初優勝を飾った。


写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT

孫頴莎(スンイーシャ・中国)と陳幸同(チェンシントン・中国)が対戦した女子シングルス決勝は、世界ランキング1位の実力を見せた孫頴莎がゲームカウント4-1で勝利し、王楚欽同様、WTTチャンピオンズ初優勝に輝いた。

前回のWTTチャンピオンズブダペストでは、張本智和(IMG)が男子シングルス優勝を果たしたが、今回は男女ともに中国選手が優勝を掴んだ。

また今大会は、番狂わせが多い大会となった。


写真:アレクシス・ルブラン(フランス)/提供:WTT

男子では、梁靖崑(リャンジンクン・中国)を下したアレクシス・ルブラン(フランス)、女子では、王曼昱(ワンマンユ)を下したユアン・ジャナン(フランス)、陳夢(チェンムン・中国)を下したベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)など、ヨーロッパ勢の活躍が光った。


写真:ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)/提供:WTT

今大会で存在感を見せたこれらの選手たちは、今後の国際大会でも台風の目となっていく可能性は大いにあるだろう。

23日試合結果

男子シングルス決勝

樊振東(ファンジェンドン・中国)3-4 王楚欽(ワンチューチン・中国)〇
5-11/14-12/10-12/11-8/1-11/11-9/8-11

女子シングルス決勝

〇孫頴莎(スンイーシャ・中国)4-1 陳幸同(チェンシントン・中国)
12-10/11-8/5-11/11-6/12-10

最終成績

男子シングルス

1位:王楚欽(ワンチューチン・中国)
2位:樊振東(ファンジェンドン・中国)
3位:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)

女子シングルス

1位:孫頴莎(スンイーシャ・中国)
2位:陳幸同(チェンシントン・中国)
3位:伊藤美誠(スターツ)、ユアン・ジャナン(フランス)

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