伊藤美誠、陳幸同に敗れ準決勝敗退 日本勢最高の3位で大会を終える<卓球・WTTチャンピオンズマカオ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

大会報道 伊藤美誠、陳幸同に敗れ準決勝敗退 日本勢最高の3位で大会を終える<卓球・WTTチャンピオンズマカオ>

2022.10.23

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTチャンピオンズマカオ2022 日程:10月19~23日 場所:マカオ(中国)>

22日、WTTチャンピオンズマカオは大会4日目を迎え、男女シングルス準決勝までが行われた。

激戦を制した伊藤が準決勝進出

伊藤美誠(スターツ)は準々決勝でベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)と対戦。スッチは2回戦で、五輪王者である陳夢(チェンムン・中国)を下して準々決勝進出を決めた、今大会で最も勢いに乗っている選手の一人である。


写真:ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)/提供:WTT

試合は第1ゲームからお互いのサーブを武器に主導権の奪い合いが続き、ゲームを奪い合う展開に。そのまま勝負は最終第5ゲームまでもつれる接戦となったが、最後まで一貫して攻めの姿勢を崩さなかった伊藤が11-8で最終ゲームを奪取し、準決勝進出を決めた。

準決勝で伊藤は王藝迪(ワンイーディ・中国)との中国対決を制した陳幸同(チェンシントン・中国)との対戦となった。


写真:陳幸同(チェンシントン・中国)/提供:WTT

第1ゲームから、ミスを恐れない果敢なプレーで得点を重ねた伊藤が先制に成功するも、手堅い返球を続ける陳幸同に3ゲームを連取される。追い詰められた伊藤だが、第4ゲームをなんとか制し、第5ゲームに望みを繋ぐ。

第5ゲームでは6-10と陳幸同に先にマッチポイントを握られるも、伊藤が4点連取でデュースに持ち込む。粘り強いプレーを見せるも、あと一歩及ばずゲームカウント1-4で伊藤が敗北。準決勝敗退で、今大会日本勢最高の3位入賞を果たした。

石川佳純はベスト8で大会を終える


写真:石川佳純(全農)/提供:WTT

石川は、準々決勝でユアン・ジャナン(フランス)との対戦となった。ユアンは1回戦で昨年の世界王者である王曼昱(ワンマンユ・中国)を下して勝ち上がってきたベテラン選手。

石川は、打球点の速いユアンの攻撃になかなかペースをつかめず、第1、第2ゲームを落とす。第3ゲームでは石川が冷静な試合運びで11-4と圧倒するも、第4ゲームはペースを乱さずに先手を取り続けたユアンに軍配が上がり、ゲームカウント3-1でユアンが勝利。石川はベスト8で大会を終えた。

最終日の23日には男女シングルスの決勝までが行われ、優勝者が決定する。

22日日本選手試合結果

女子シングルス準々決勝

〇伊藤美誠(スターツ)3-2 ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)

石川佳純(全農)1-3 ユアン・ジャナン(フランス)〇

女子シングルス準決勝

伊藤美誠(スターツ)1-4 陳幸同(チェンシントン・中国)〇

23日試合予定

男子シングルス決勝

樊振東(ファンジェンドン・中国)- 王楚欽(ワンチューチン・中国)

女子シングルス決勝

孫頴莎(スンイーシャ・中国)- 陳幸同(チェンシントン・中国)

石川佳純インタビュー(2021年6月公開)


写真:石川佳純(全農)/提供:全農

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