大会報道 【卓球】大島祐哉がブラジルの新星カルデラノとの激闘制す<ITTFオーストラリアOP 男子3日目の結果>
2018.07.27
文:ラリーズ編集部
*写真は2018ワールドツアー韓国オープン男子シングルス2回戦の大島祐哉(木下グループ)
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン(ジーロング)、2018年7月24日〜29日>
26日、ワールドツアープラチナ・オーストラリアオープンが3日目を迎え、男子ではシングルス決勝トーナメントが始まった。
決勝トーナメント1回戦では、大島祐哉(7月度世界ランキング50位・木下グループ)がブラジルの新星、ウーゴ・カルデラノ(同10位・ブラジル)にフルゲームの激闘の末勝利。カルデラノは近年力をつけてきた22歳で、高い身体能力を生かした積極的な攻めが持ち味の選手だ。ドイツ・ブンデスリーガでも1部・オクセンハウゼンでプレーをしている。
また、10月24日に開幕する卓球新リーグ・TプレミアリーグにT.T彩たまから参戦予定の吉村真晴(同26位・名古屋ダイハツ)が琉球アスティーダから参戦予定の荘智淵(同14位・チャイニーズタイペイ)をゲームカウント4-2で撃破し、早くも実現したTリーガー同士の対決は吉村真晴に軍配が上がった。
荘智淵は世界ランク最高位3位で、2002年のITTFプロツアーグランドファイナルでシングルス金メダル、2013年の世界選手権パリ大会でダブルス金メダルなど約20年間にわたって世界のトップで活躍しているベテランプレーヤー。簡単に勝てる相手ではなかったが、吉村真晴の勢いが勝る形となった。
決勝トーナメント1回戦は快挙の一方で波乱もあった。水谷隼(同13位・木下グループ)が劉丁碩(同140位・中国)に敗北すると、丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)も周雨(同63位・中国)に、ドイツのエースであるドミトリー・オフチャロフ(同4位)も20歳、于子洋(同257位・中国)に敗れ、若手中国選手の活躍が見られた。
いよいよ27日には張本智和(同8位・JOCエリートアカデミー)などが決勝トーナメント初戦に登場する。中国の若手の台頭に対抗できるか、注目が集まる。
男子 オーストラリアオープン3日目の結果
男子シングルス
<決勝トーナメント1回戦>
大島祐哉 4-3 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
11-5/11-7/6-11/5-11/12-10/8-11/11-7
水谷隼 3-4 劉丁碩(中国)
4-11/10-12/9-11/11-6/11-8/11-5/9-11
吉村真晴 4-2 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
11-6/6-11/8-11/11-7/11-4/11-9
丹羽孝希 2-4 周雨(中国)
7-11/9-11/11-8/11-5/5-11/9-11