【卓球】芝田が2冠 単一般では今年4度目のV<女子ベラルーシOP> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

*写真:芝田沙季(ミキハウス)/ittfworld

大会報道 【卓球】芝田が2冠 単一般では今年4度目のV<女子ベラルーシOP>

2018.11.18

文:ラリーズ編集部

<ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン(ミンスク) 2018年11月13日〜18日>

18日、ベラルーシオープンは大会最終日を迎え、各種目の決勝が行われた。女子シングルス決勝に、芝田沙季(11月度世界ランキング17位・21歳)=ミキハウス=が登場。芝田は準決勝ではTリーグTOP名古屋安藤みなみ(同41位・21歳)=専修大学=を4-2で撃破している。

決勝では、芝田はカットマンのミハイロワ・ポリーナ(同45位・32歳)=ロシア=と対戦。芝田は終始徹底したミドル(相手の懐付近)攻撃で粘り通し、試合が中盤になるにつれてミハイロワにいら立ちが見えるほどだった。ミハイロワは試合終盤は思い切った攻撃を見せるものの、ミスが多くなってしまう。芝田は強烈なフォアハンドドライブを広角に決め、見事4-0のストレートで勝利した。

このカット攻略は芝田が所属するミキハウスの先輩であり、ロンドン五輪団体銀メダリスト、“卓球の鬼”と言われた平野早矢香氏のものに似ている。

また、芝田は大藤沙月(58位・14歳)=ミキハウスJSC=と組んだ女子ダブルスでも、チェコとスロバキアの国際ペアを3-0のストレートで打ち破り、シングルス、ダブルスでの2冠を果たした。そして、この優勝で、芝田は今年、3月のスペインオープン、4月のクロアチアオープン、10月のベルギーオープンに次いで4度目の女子一般シングルス優勝となった。

日本女子卓球といえば石川佳純平野美宇伊藤美誠に目が行きがちではあるが、芝田は今後、間違いなく日本のトップを争う1選手になるだろう。

ベラルーシOP 大会6日目 日本女子結果

女子一般シングルス

<準決勝>
◯芝田沙季 4-2 安藤みなみ
12-10/10-12/11-7/13-11/7-11/11-7

◯ミハイロワ・ポリーナ(ロシア) 4-1 木原美悠 
8-11/11-7/11-6/11-4/11-9

<決勝>
◯芝田沙季 4-0 ミハイロワ・ポリーナ(ロシア)
11-4/11-7/12-10/11-7

女子ダブルス

<決勝>
◯大藤沙月/芝田沙季 3-0 ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)
11-3/11-4/11-7

ベラルーシOP 女子最終結果

女子一般シングルス

<優勝>
芝田沙季

<準優勝>
ミハイロワ・ポリーナ(ロシア)

<ベスト4>
安藤みなみ、木原美悠

女子U21シングルス

<優勝>
HE Aige(中国)

<準優勝>
出雲美空

女子ダブルス

<優勝>
大藤沙月/芝田沙季

<準優勝>
ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)