39歳・シュテガー、初出場初優勝 女子の部も開催へ<デュッセルドルフ・マスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:バスティアン・シュテガー(ドイツ)/提供:ittfworld

大会報道 39歳・シュテガー、初出場初優勝 女子の部も開催へ<デュッセルドルフ・マスターズ>

2020.06.26

文:ラリーズ編集部

<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ第4戦 2020年6月22,23,25日>

6月22,23,25日でデュッセルドルフ・マスターズ第4戦が行われ、39歳バスティアン・シュテガー(ドイツ)が初出場初優勝を飾った。

デュッセルドルフ・マスターズとは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪チームであるボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会。第1戦はティモ・ボル(ドイツ)が、第2戦、第3戦はドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が優勝に輝いていた。

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39歳が初出場初優勝

第4戦にして初出場のシュテガーは、ドイツ代表としてリオ五輪に出場し、団体戦銅メダルに貢献した実力者だ。今大会ではベテランの経験を活かし、接戦をくぐり抜けた。

第6シードのシュテガーは、準々決勝でアメリカの若手カナック・ジャーを下すと、準決勝ではベネディクト・デューダ(ドイツ)、決勝では邱党(キュウダン・ドイツ)とドイツの若手勢をフルゲームで退けた。


写真:バスティアン・シュテガー(ドイツ)/提供:ittfworld

シュテガーは試合後、「今日は全員が非常に良いプレーをしていた。彼らとは毎日一緒にトレーニングしていて、手の内はわかっている。今回の試合では、より良い結末を迎えられた」とコメントを残した。

オフチャロフが変わらずリード

デュッセルドルフ・マスターズは、最大16名の参加選手によるトーナメント方式で毎週争われ、通算成績上位5選手と3選手のワイルドカードの計8選手の決勝トーナメントで締めくくられる。


写真:オフチャロフ(ドイツ)/提供:ittfworld

第4戦まで終了し、第2戦、第3戦優勝のドミトリ・オフチャロフが110ポイントで通算成績1位。以下、邱党(100ポイント)、ステファン・メンゲル(60ポイント)と続き、ボル、シュテガー、カナック・ジャー、オマー・アサールの4選手が50ポイントで同率4位となっている。

また、7月4日と5日にはデュッセルドルフ・マスターズの女子の部が開催される。ハン・イン、ニーナ・ミッテルハム、シャン・シャオナ(いずれもドイツ)らが出場するとされている。

ドイツでは、新型コロナウイルスの感染防止に気を使いながらも、大会が再開されている。ドイツの卓球動向からも目が離せない。

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デュッセルドルフ・マスターズ第4戦結果

1回戦

〇カナック・ジャー 4-0 Felix Koehler
〇ムン・ファンボー 4-1 Alberto Miño
〇バスティアン・シュテガー 4-0 Tobias Slanina
〇オマー・アサール 4-1 ニルス・ホーマイヤー
〇邱党 4-0 ゲリット・エンゲマン
〇トビアス・ヒップラー 4-2 セドリック・マイスナー
〇ステファン・メンゲル 4-0 Kirill Fadeev

準々決勝

〇ベネディクト・デューダ 4-3 トビアス・ヒップラー
〇バスティアン・シュテガー 4-1 カナック・ジャー
〇ステファン・メンゲル 4-0 オマー・アサール
〇邱党 4-1 ムン・ファンボー

準決勝

〇バスティアン・シュテガー 4-3 ベネディクト・デューダ
〇邱党 4-2 ステファン・メンゲル

決勝

〇バスティアン・シュテガー 4-3 邱党