文:ラリーズ編集部
<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ第7戦 2020年7月17-19日>
7月17から19日でデュッセルドルフ・マスターズ第7戦が行われ、23歳のペンホルダー邱党(キュウダン・最新世界ランキング52位・ドイツ)が初優勝に輝いた。
邱党は、リオ五輪時に水谷隼(木下グループ)のプライベートコーチを務めるなど名指導者として知られる邱建新氏(キュウジェンシン・木下グループ総監督)の息子としても知られている。
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第7戦は邱党は優勝
デュッセルドルフ・マスターズとは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪チームであるボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会だ。
第1戦はティモ・ボル(ドイツ)、第2戦、第3戦はドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)、第4戦はバスティアン・シュテガー(ドイツ)、第5戦(女子の部)はハン・イン(ドイツ)、第6戦はベネディクト・デューダ(ドイツ)が優勝に輝いていた。
写真:邱党(キュウダン・ドイツ)/撮影:伊藤圭
邱党は、これまでデュッセルドルフ・マスターズで2度決勝に進出するも、オフチャロフとシュテガーに敗れ涙を飲んでいた。今大会では、決勝でアントン・ケルベリ(同57位・スウェーデン)をゲームカウント4-0で下し、見事優勝を飾った。
試合後、邱党(キュウダン・ドイツ)は、「どうにか初戦を勝ち取ることができて、その後のプレーも良かった」とコメントした。
総合ポイントは邱党は首位
デュッセルドルフ・マスターズは、最大16名の参加選手によるトーナメント方式で毎週争われ、成績上位8選手による決勝トーナメントで締めくくられるため、通算成績が大事になってくる。
男子の部6戦を終え、安定して上位に入った邱党が170ポイントで総合首位に立つ。オフチャロフ(110ポイント)、アサー・オマール(90ポイント・エジプト)とランキングは続く。
次戦の第8戦は、7月23日から25日の日程で開催される。新型コロナウイルスで国際大会が中断している中、ドイツでは着実に卓球の国内大会が運営され、盛り上がりを見せている。
デュッセルドルフ・マスターズ第7戦結果
1回戦
〇トビアス・ヒップラー 4-1 Dennis Klein
〇Kilian Ort 4-2 Kirill Fadeev
〇アントン・ケルベリ 4-0 Felix Köhler
〇Alberto Mino 4-1 André Bertelsmeier
〇ゲリット・エンゲマン 4-0 An Duy Dang
〇Cedric Meisser 4-0 Tobias Sältzer
準々決勝
〇トビアス・ヒップラー 4-2 オマー・アサール
〇アントン・ケルベリ 4-1 Kilian Ort
〇ゲリット・エンゲマン 4-0 Alberto Mino
〇邱党 4-2 Cedric Meisser
準決勝
〇アントン・ケルベリ 4-1 トビアス・ヒップラー
〇邱党 4-0 ゲリット・エンゲマン
決勝
〇邱党 4-0 アントン・ケルベリ