文:ラリーズ編集部
<ITTFファイナル 11月19日~22日 中国・鄭州>
19日、国際卓球連盟(ITTF)主催大会の年間王者を決めるITTFファイナル女子シングルス1回戦で、加藤美優(日本ペイントホールディングス・世界ランキング22位)が世界ランキング1位の陳夢(中国)に2-4で敗れた。
加藤は第1ゲーム序盤、巻き込みサーブからバックハンドで得点を重ねるも、陳夢が長いラリーをことごとく制し、試合の主導権を握る。試合巧者の加藤は2ゲーム目からしゃがみ込みサーブを多様し、これが試合の流れを変える。随所に加藤らしい粘りを見せ、第3、第5ゲームを奪い返す。対する陳夢は要所でロングサーブからのラリーで加藤を崩すなど、世界ランク1位の実力を発揮し、8強入りを決めた。
加藤美優、昨年は陳夢と1勝1敗
両選手は昨年2度対戦しており、1勝1敗。7月のT2ダイアモンドでは加藤が4-2で勝利する金星を挙げていた。
勝利した陳夢は、20日に行われる準々決勝でソルヤ(同20位・ドイツ)と対戦する。
>>【シリーズ/徹底分析】金星の加藤美優 陳夢の持ち味封じた“クレバーな戦術”とは<T2ダイヤモンド>
ITTFファイナル 女子1回戦のスコア
写真:陳夢(中国)/提供:ittfworld
加藤美優 2-4 ○陳夢(中国)
6-11/11-13/11-7/6-11/11-8/4-11